2018/09/06
水道、光熱費込みの賃貸物件はどんなものがある?
一般的な賃貸物件では、賃料のほかに水道代と光熱費を支払わなければならないため、払い忘れによる利用停止もよくあります。しかし、水道、光熱費込みの物件なら、賃料を支払ってさえいれば、利用停止になることはありませんし、支払いもラクになります。
では、いったい水道、光熱費込みの賃貸物件は、どんなものがあるのでしょうか?
水道、光熱費込みの物件の種類とは?
水道、光熱費込みの賃貸物件にはさまざまな種類がありますが、主に、マンスリーマンションやシェアハウスとして利用されている物件が多いです。
マンスリーマンションの場合、入居が短期間であることが前提とされているため、水道、光熱費の請求がいく前に引っ越してしまうことが多いです。
また、マンスリーマンションは一般的な賃貸とは異なり、請求自体は運営会社側に行くようになっています。そのため、あらかじめ賃料に水道、光熱費を含めてあることが多くあります。
一方のシェアハウスは、複数人が同居している状態なので、ひとりひとりがどれだけ水道を使ったか、どれだけ電気やガスを使ったかを計算することはできません。
物件によっては各部屋にメーターを取り付けていることもありますが、多くのシェアハウスでは水道、光熱費を一括で管理しています。なので、ひとりひとりにあとから水道、光熱費を請求するのではなく、あらかじめ賃料に含めておくパターンが多いのです、
もちろん、一般的な賃貸物件でも、稀に大家さんの意向などで水道代や光熱費が賃料に含まれているパターンもあります。しかし、そのような物件はマンスリーマンションやシェアハウスと比較するととても少ないので探すのが大変でしょう。
地域や時期で水道、光熱費は変わるのか
水道代や光熱費は日本全国どこに住んでもとくに変わらないと思われがちですが、じつはそんなことはありません。
たとえば、ガス代を比較してみると、22㎡使用した場合、千葉県東金市では2,574円となるのに対し、鹿児島県阿久根市では8,237円とじつに3倍以上の差が出てしまいます。
ガス代だけではありません。水道代も地域によってかなりの差があります。たとえば口径20mmで20㎡使用した場合、愛媛県八幡浜市ではたった210円で抑えられるのに対し、熊本県宇城市ではなんと8,940円にも膨れ上がります。
ちなみに、同じ愛媛県八幡浜市でも榎野条例水道では210円ですが、日土簡易水道では850円になります。このように同じ市内でも住んでいる地域で水道料金は大きく違っているのです。
水道、光熱費込みでも節電や節水する必要はあるのか
水道、光熱費が込みの物件なら、一見水も電気も使い放題だから節電や節水をする必要がないようにも思えます。しかし、じつは水道、光熱費込みの物件でも節電や節水は行う必要があります。
理由は、水道、光熱費の上限が決まっていることが多いからです。マンスリーマンションを扱っているアットインでは、ひとりの場合月額11,000円までは賃料に含まれますが、上限以上使用した場合は差額分を別途で請求される仕様になっています。
シェアハウスの場合は物件を管理している人によって異なると思いますが、あまりに使いすぎてしまった場合は賃料に響く可能性もあるでしょう。なので、水道、光熱費込みであっても使いすぎないように心がけましょう。
まとめ
- マンスリーマンションやシェアハウスは水道、光熱費込みの場合が多い
- 水道、光熱費は地域によって大きく変わる
- 水道、光熱費込みでも節水や節電は必要
- 水や電気、ガスは使いすぎると別途で請求される場合がある
水道、光熱費込みの物件は、賃料のみ毎回支払えばいいので、別途でお金を用意しておく必要がありません。面倒な支払いも一括で済みますので、払い忘れなども防止することができます。
しかし、地域によって水道代も光熱費もかなり変わってくるうえに、上限を設けていることも多いため、使いすぎると後日別途で請求されるパターンもあります。いくら水道、光熱費込みとは言え、使いすぎないように節水や節電を心がけましょう。