2018/06/26
マンスリーマンションの契約や入居時の注意点
マンスリーマンションは通常の賃貸と違う部分があります。たとえば、家具家電や生活に必要な消耗品が備え付けてあることや、契約期間などが違います。なので、マンスリーマンションだからこそ、契約時や入居時に注意し無くてはならない点があるのです。
一方で、近隣トラブルなどはマンスリーマンションでも、賃貸と同じように気をつけなければならないこともあります。では、マンスリーマンションに入居するとき、どのような点に注意しなければならないのか、ご紹介します。
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部屋の設備や家具家電を破損したら弁償が必要
暮らしていくうちに家具や家電などが破損するのはよくあることです。しかし、マンスリーマンションの場合、設備はもちろんですが、備え付けの家具家電もマンスリーマンション側の所有物であり、入居者の所有物ではありません。なので、もしも故障などの不具合が発生した場合、管理会社に連絡することで修理や交換を行ってもらえます。
ただし、破損により買い替えが必要な場合や、別途で修理代が必要になった場合などは、入居者自身で支払わなくてはなりません。また、設備の破損や汚損、根詰まりなどのトラブルが起きた場合、故意や過失が原因なら修繕費も必要になります。
- ヤニによる変色や落書き
- 排水口に異物を流したことによる詰まり
- 髪や石鹸カスの蓄積による排水口詰まり
- 故意や過失による備品の破損
故意や過失によるものでない場合は、修繕費は請求されない場合もありますが、故意や過失でないことを証明するのは難しいです。余計な費用が請求されないように、備品や家具家電は大切に使いましょう。
騒音やゴミの分別には注意が必要
近隣トラブルの中でも多いのが、騒音やゴミの分別に関するトラブルです。マンスリーマンションに住んでいても、騒音やゴミの分別トラブルに巻き込まれることは珍しい話ではありません。
騒音に関しては、近隣住民による騒音はもちろんですが、自身の生活音や些細な話し声なども騒音トラブルに発展してしまうことがあります。入居をするときは、壁の暑さや床や天井に音がどれくらい響くかなど確認しておきましょう。隣の部屋の生活音が聞こえてしまうほど、壁が薄い物件の場合は、大音量で音楽を聴くことや、大音量でテレビを見ることがないように注意してください。
また、ゴミの分別に関しては、地域のルールをきちんと守るようにしましょう。たとえ、マンションにゴミ捨て場がある場合でも、地域のルールが優先されます。地域によってはしっかり分別しないと、ゴミを回収してもらえないこともあるため、あらかじめゴミの分別方法は確認しましょう。
掃除や消耗品の補充などは自分で行うこと
滞在中に出たゴミや、部屋の汚れなどは自分自身で掃除をする必要があります。ハウスキーパーが定期的に掃除をしてくれるような物件はほとんどありませんので、部屋を綺麗に使用するためにも、掃除は自分自身で行いましょう。
また、物件によっては入居時にトイレットペーパーや洗濯洗剤、シャンプーやコンディショナーなどの消耗品が揃っている場合がありますが、使い切った消耗品は自分自身で補充する必要があります。補充されているのは最初だけであり、使い切ったらまた補充してもらえるということはないので注意してください。
契約をキャンセルする場合はキャンセル料が発生する
マンスリーマンションの契約をしたけれど、入居の予定がなくなってしまいキャンセルせざるを得ない状況になることもあるでしょう。マンスリーマンションでは契約後も入居のキャンセルをすることは可能です。ただし、キャンセル料が発生する場合があります。
たとえば、アットインの場合は以下のキャンセル料が発生します。
- web予約から24時間以内 … 無料
- ご入居開始日の8日前以前 … 予約申込受領日から申出日までの日数(マイページご利用の場合は同意日)×(1日あたり賃料×30%)
- ご入居開始日の7日前以降 … 賃料の30日分(利用期間が30日未満の場合は賃料全額)
キャンセル料は入居日に近づくに連れて金額が増えていきますので、契約したけど入居の予定がなくなった場合は、なるべく早めにキャンセルすることがおすすめです。
まとめ
- 家具家電の故障は修理してもらえる
- 設備、家具家電の破損で買い替えが必要な場合は入居者負担になる
- 大きな音を出さないように注意が必要
- ゴミ出しや分別は地域のルールを守ること
- 部屋の掃除や消耗品の補充は自分で行う
- 契約のキャンセルに対しては、キャンセル料が発生する
マンスリーマンションの設備や備え付けの家具家電は、入居者の所有物ではないため、破損した場合は弁償する必要があります。なお、故意や過失によるものでない場合は、修繕費が請求されないこともあります。
マンスリーマンションであっても、住んでいるあいだの生活に関しては、通常の賃貸と変わりません。なので、近隣住民の迷惑にならないように気をつけたり、部屋の掃除や消耗品の補充は自分自身で行ったりする必要があります。以上の点を理解したうえで、部屋を借りるようにしてください。