2018/06/28
短期の仮住まい、賃貸とマンスリーマンションではどっちがお得?
家の建て替えや、退去と入居までの日数が空いてしまった場合などに、仮住まいを探さなければならない状況になることは、誰でも起こり得ることです。
しかし、短期の仮住まいを選ぶとき、注意するべきポイントがいくつかあります。ここでは、短期の仮住まいを選ぶときの注意点や、一般的な賃貸とマンスリーマンションのどちらがお得なのかを比較してご紹介します。
Contents
仮住まいは早めに選ぶことがポイント!
仮住まいは一時的に住む場所で長期間住むわけではないので、多少の不便な部分や住まいに関する不満点は妥協することが、スムーズに仮住まいを決めるポイントとなります。
しかし、多少の不満に目をつぶって妥協したとしても、やはりある程度は希望通りの物件を選びたいですよね?ここでひとつ注意するべきポイントがあります。それが、仮住まいを選ぶときは「早めに」選ぶことです。
仮住まいとして住める物件としては、短期契約を許可している物件になるわけですが、希望する物件がいつまでも空いているということはありません。短期契約ができる物件は、出張や仮住まいとして利用する人も多く、その分回転も早くなるため、希望する物件がすぐに埋まってしまう可能性があるのです。
なので、遅くても引っ越し予定日1ヶ月前から、物件の候補を絞っておくようにしましょう。希望する物件がいくつかある場合は、優先順位を決めて、早めに行動してください。とくに、ペットといっしょに引っ越す人や、家族で引っ越す場合は、物件もあまり多くないので、より早く行動することが大切になります。
仮住まいはエリアが離れすぎない場所を選ぶこと
もうひとつ、仮住まいを選ぶときの注意点があります。それが、あまり離れたエリアの物件を選ばないようにすることです。
一時的に住む場所なので、あまり離れたエリアを選んでしまうと、通勤や通学が大変になりますし、環境がガラリと変わってしまいます。現住所と引っ越し予定場所が離れている場合は問題ないかもしれませんが、家の建て替えなど現住所と変わらない場合や、同じエリアでマイホームを購入している場合などは、やはり同じエリア内か隣接するエリアから物件を選ぶようにしましょう。
短期なら賃貸よりマンスリーマンションがお得!
通常、一般的な賃貸では短期契約ができません。中には短期契約が可能な物件もありますが、一般的な賃貸は短期契約に向かない物件が多いです。
一方、マンスリーマンションは、もともとが短期契約を前提した物件であることから、一時的に住む仮住まいとしては最適です。
まず、一般的な賃貸物件の場合、初期費用として最初の1ヶ月の家賃に加え、敷金礼金、仲介手数料、そのほか鍵交換費用や火災保険料などの諸費用がかかります。具体的に金額を当てはめると、家賃10万円の物件の場合、家賃10万円+敷金礼金10万円(賃料1ヶ月分)+仲介手数料(賃料1ヶ月分)+諸費用10万円+引っ越し代10万円で、仮住まいに引っ越すだけで50万円かかります。
マンスリーマンションの場合は、敷金礼金や仲介手数料などはなく、その変わりに契約手数料や清掃費が加算されますが、敷金礼金や仲介手数料などよりも金額は少ないです。とくにアットインのような物件は、ルームクリーニング代以外の費用(保証料、保険料、契約手数料、管理費、水道光熱費など)が賃料にすべて含まれています。
なので、もしもアットインの物件に引っ越す場合、賃料が10万円なら賃料10万円+ルームクリーニング2万円+引っ越し代10万円で、初期費用はたったの12万円で抑えられます。
仮住まいのあいだの各種手続きは最低限のみでOK
仮住まいのあいだは。各種手続きは基本的に最低限行っていれば問題ありません。そもそも、マンスリーマンションを仮住まいとした場合、住民票の変更ができないため、住所変更に住民票が必要な場合は変更することができません。
各種手続きの中でも、仮住まいのあいだにかならずやっておくべき手続きは、郵便物の配達先を変えることです。これは郵便局の窓口やインターネットから、転居届を出すことで手続きができます。転居届を出さないと、仮住まいのあいだ郵便物が届かなくなってしまうので、かならず手続きを行いましょう。
まとめ
- 仮住まいへの引っ越しが決まったら早めに行動する
- 仮住まいは近隣エリアから選ぶ
- 短期的に住む仮住まいなら一般的な賃貸よりもマンスリーマンションがお得
- 仮住まいでは住民票の変更ができないので郵便局の転居届など最低限のみの手続きでOK
仮住まいを探すなら、費用面や各種手続きの面から見ても、一般的な賃貸を選ぶよりマンスリーマンションを選んだほうがお得です。ただし、マンスリーマンションの場合、希望通りの物件が見つかるとは限りませんので、絶対に譲れない条件などの希望があるなら、なるべく早めに行動するようにしましょう!
参考