2020/03/30

東京に単身赴任する時の生活費の平均・内訳・節約方法をまとめて紹介

東京に単身赴任する時の生活費の平均・内訳・節約方法をまとめて紹介

東京への単身赴任が決まった時、最初に気がかりに感じることは、家賃や食費など生活費の負担増加でしょう。特に、東京の物価水準は地方に比べて高いため、出費の増加が予想されます。
そのため、東京への単身赴任を予定している人には、できるだけ出費を抑える方法を知りたいという人が多い傾向です。

そこで当記事では、東京に単身赴任する時の「平均的な生活費」や「出費の内訳」「出費を節約する方法」について解説します。

1.東京に単身赴任する時の平均生活費はいくら?

東京で単身赴任するために必要な1ヶ月の平均生活費は、12~14万円です。平均生活費には、家賃・食費・水道ガス光熱費・日用品費・交通費などを含みます。ただし、単身赴任中の事情によっては、実際に必要となる生活費が平均生活費を大きく上回ることがあります。

また、地元に家族を置く単身赴任では東京と地元で、生活費を二重で支出しなければなりません。東京と地元での二重出費は家計に大きな負担を与えるため、単身赴任の前に東京での生活費について、しっかりと予想を立てることが大切です。

2.東京での単身赴任に必要な生活費の内訳

東京で単身赴任する時の生活費は、平均値で13万円ほどとなりますが、住む場所やライフスタイルによって、必要となる生活費は大きく異なります。23区内で利便性の高い場所に住み、自炊は行わず外食に頼っている場合、必要となる生活費は平均を大きく上回るでしょう。

ここでは出費項目ごとに、どの程度の費用が必要となるのかについて解説するとともに、ライフスタイルによる出費の違いについても説明します。

2-1.家賃

家賃は、東京23区内と区外では大きく異なります。新橋や新宿など都心部の駅から徒歩圏内の家賃相場は、ワンルームで8~10万円、1Kで10~14万円です。人気の高い駅近の物件であれば、ワンルームであっても15万円以上が平均的な家賃相場となります。

家賃を抑えるために23区外や駅から離れたエリアに住む場合、通勤に時間がかかるため、経済的負担と利便性のバランスを考えて決めましょう。会社によっては住宅手当や家賃補助が出るケースもあります。

2-2.食費

食費の平均額は、3~4万円です。ただし、食費額は個人のライフスタイルによって大きく変動します。毎日自炊したり、格安の社員食堂が利用できたりする場合は、かなり出費を抑えることが可能です。
しかし、慣れない一人暮らしにより、気軽な外食に頼る人が多いため、食費の支出額が大きくなる傾向があります。

2-3.水道ガス光熱費

水道ガス光熱費の平均額は、1万円前後です。水道ガス光熱費の金額は、家にいる時間の長さや、季節によって異なります。自炊が多い場合、食費は少なくなりますが、ガス代や水道代は増加する傾向です。

また、毎日お風呂に入るか、シャワーで済ませるかによって、ガス代や水道代は大きく変わります。夏にエアコンを使うと電気代が大きく跳ね上がるなど、わずかな生活習慣の違いで水道ガス光熱費が大きく異なるため、注意しましょう。

2-4.日用品費

トイレットペーパーや洗剤など日用品や衣料品の購入には、個人差があります。少ない人では数千円程度から、多い人では数万円まで、支出額の幅が広い点は日用品支出額の特徴です。日用品を単身赴任先で新たに購入すると最初の出費が大きくなります。また、季節ごとの衣料品を購入する時には、出費額が大きくなる傾向があります。

2-5.通信費

以前は、どの家庭にも固定電話を設置することが一般的でしたが、現在では携帯電話のみでも特に支障なく生活ができます。そのため、単身赴任先では固定電話を設置しない人が多い傾向です。
ただし、自宅でもパソコンでインターネットを使用することは、ビジネスパーソンにとって欠かせません。固定電話を設置せず、インターネットと携帯電話を利用する場合の平均通信費合計額は、1万円前後です。

2-6.交通費

通勤以外でかかる交通費は、東京から自宅までの距離や自宅に帰省する頻度だけではなく、交通手段によっても大きく異なります。

例えば、自宅が名古屋にある単身赴任者が、毎週新幹線(指定席)で帰省した場合、月4回で計算すると交通費の合計は約10万円です。
一方で、夜行バスを利用する場合、1ヶ月で約3万円と大幅に交通費を節約できます。しかし、バスで東京・名古屋間を移動すると、片道で7時間程度かかるため、家族と過ごす時間を短くせざるをえません。
また、夜行バスは新幹線に比べて乗車時間が長くなるため、疲れやすいというデメリットもあります。

3.「単身赴任による二重生活費が負担…」出費を抑える方法とは?

単身赴任すると、地元に残した家族と自分で生活費が二重にかかってしまいます。家計への負担を抑えるためには、二重にかかる生活費を少しでも節約することが大切です。

出費の中には、二重生活でも変わらない項目があります。また、マンション選びやライフスタイルについて少しの工夫をすることで、上手に節約することが可能です。

3-1.二重生活でも変わらない出費もある

単身赴任で二重生活を始めても、以前の生活と変わらない出費項目があります。二重生活でも支出額が大きく変わらない項目の代表例としては、日用品費や衣料品費などが挙げられます。タオルや洗剤などの日用品や洋服・下着は単身赴任のために、改めて新品を購入する必要がないためです。

3-2.家賃はマンスリーマンションで節約できることがある!

単身赴任を始める時に発生する費用の中で、特に大きいものが家具や家電の購入費用です。単身赴任の期間が短い場合は、すぐに家具や家電を使わなくなるため無駄となります。

家具や家電の購入費用を抑えるためにおすすめの方法は、住まいにマンスリーマンションを選ぶことです。通常、マンスリーマンションでは、家具や家電が部屋に備え付けられているため、新しく家具・家電を揃える必要がありません。

また、マンスリーマンションでは部屋の入居とともに家具や家電を使い始められます。マンスリーマンションには生活に必要なものがほとんど揃っているため、引越しの手間をかけることなく、生活を始めることが可能です。

3-3.食費の節約には自炊は必須

食費を節約するためには、自炊がおすすめです。外食だけではなく、コンビニやスーパーでお惣菜を頻繁に購入すると毎食500~1千円の出費となり、1ヶ月で5~6万円ほどの支出となります。

普段から料理をしない人が、急に一汁三菜を準備することは、簡単ではありません。最初は、料理のハードルを下げて、包丁やコンロを使わず、キッチンバサミや電子レンジで作れる簡単料理から始めましょう。

平日は帰宅が遅くスーパーで買い物ができないことがあります。平日、買い物に行けないことを想定して、缶詰・瓶詰・乾物など買いだめした材料で作れる簡単料理を調べておくことがおすすめです。

3-4.通信費は格安SIM・Wifi付きの部屋で節約

通信費を節約するうえで効果的な方法は、格安SIMへ乗り換えることです。大手キャリアから格安SIMへと乗り換えるだけで、利用料金を半額近くまで減額できることがあります。

マンスリーマンションの多くでは、部屋にWifi環境が設置されています。Wifi環境が設置されている部屋であれば、自分でインターネットの契約を結ぶ必要がありません。通信費を節約するために、無料Wifiが使えるマンションを選ぶことがおすすめです。

まとめ

東京で単身赴任することが決まった時に、多くの人が気がかりに感じることが、二重生活による生活費の負担増加です。家賃や水道ガス光熱費が二重でかかるうえ、毎週のように自宅に帰省すると、単身赴任による負担増加は小さいものではありません。
さらに、マンションの敷金・礼金や家具・家電の購入費用といった初期費用が必要となります。

単身赴任中の生活費を抑えるためには、家具・家電やWifi環境が揃ったマンスリーマンションを選択することがおすすめです。東京への単身赴任が決まった人は、滞在中の費用を抑えつつ、快適な生活環境が用意されたマンスリーマンションの利用を検討してください。