2024/10/31

出張に必要な持ち物は?短期・長期別の持ち物リスト&効率的なパッキング完全ガイド

出張に必要な持ち物は?短期・長期別の持ち物リスト&効率的なパッキング完全ガイド

「明日から出張なのに、何を持っていけばいいんだろう」。特にはじめての出張の場合は、このように持ち物の準備に頭を悩ませる方もいるのではないでしょうか。実は、出張の目的を果たすには、適切な持ち物選びで決まると言っても過言ではありません。

この記事では、短期出張から長期出張まで、ビジネスパーソンに必要な持ち物をリストアップしています。さらに、効率的なパッキング方法もご紹介。はじめての出張に不安を感じている方や出張経験が豊富なビジネスパーソンも必見です。ぜひ、荷造りのチェックリストとしてお役立てください。

なぜ出張の持ち物は念入りに準備する必要があるのか

出張の持ち物は、ビジネスの目的を果たすためのリスクマネジメントといえます。持ち物の準備が不十分だと商談や会議に支障をきたすだけでなく、会社の信用問題にも発展しかねません。例えば、プレゼン資料を忘れたりスーツにシワが目立ったりすることは、相手への印象を大きく損ねる原因となる可能性もあるのです。

また、出張中は普段と異なる環境で過ごすため、日常生活に必要なアイテムを揃えなければいけません。そのため、予期せぬトラブルや体調管理に備えるなど、あらゆる事態を想定した荷造りは必須。慣れない環境でも普段通りのパフォーマンスを発揮するために、持ち物は計画的に準備する必要があるのです。

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短期出張に必要な持ち物(1~3泊の場合)

1〜3泊程度の短期出張では、必要最小限の持ち物を絞るのがポイントです。ビジネスに直結するアイテムを優先しながら、身だしなみを整えるための必需品もしっかりと準備しましょう。

関連記事:短期出張、マンスリーマンションとホテルのどっちがお得?

衣類

ワイシャツは、日数分+1枚あると安心です。急な予定変更に備え、予備のネクタイも持参しましょう。また、出張先の気温や天候をチェックし、上着の有無を判断するのもポイントです。

着替え

下着と靴下は日数分に加えて1セット多めに準備するとよいでしょう。汗をかいた時の予備や、急な延泊への備えとして重宝します。就寝時用の部屋着やTシャツがあれば、よりリラックスして過ごせるでしょう。

スキンケアアイテム

洗顔料・化粧水・乳液など、最低限のスキンケアアイテムは必需品です。肌になじんだ普段使いの製品を小分けにして持参しましょう。

歯ブラシ

電動歯ブラシや普段気に入って使っている歯ブラシの場合は、持参するのがベストです。歯磨き粉・フロス・マウスウォッシュなども、プレゼン前の口臭ケアに役立ちます。

ヘアブラシ・シェービング

清潔感のある身だしなみは、ビジネスパーソンの基本です。ヘアブラシ・シェーバー・整髪料は必須アイテム。女性の場合は、ヘアゴムやピンなども忘れずに準備しましょう。

ノートPC・会社用携帯

仕事の要となる電子機器は、バッテリー残量の確認も忘れずにチェックしてください。モバイルルーターが必要な場合は、事前に準備しましょう。

筆記用具

ボールペンやメモ帳は複数持参するのが基本です。会議や商談中にインクが切れたり、メモが足りなくなったりするのは避けたいもの。付箋やクリップなどもあると便利でしょう。

重要な書類

商談資料・プレゼン資料・契約書など、出張に応じた書類は優先度の高い持ち物です。スーツケースではなく、手持ちのカバンに入れておけばその場ですぐに取り出せます。

充電ケーブル・モバイルバッテリー

各種デバイスの充電ケーブルは、出張中の通信手段を確保するためには欠かせません。モバイルバッテリーがあれば、移動中や打ち合わせ後の充電切れも防げます。

名刺

名刺は予想以上に消費するもの。必要枚数の倍程度は持参しましょう。

クレジットカード・現金・交通系IC

支払い手段は複数準備しておくと安心です。現金は予定より多めに持参し、交通系ICカードの残高も忘れずにチェックしておきましょう。

マスク・常備薬

体調管理は出張の成功を左右する要素です。マスクは複数枚、頭痛薬や胃薬などの常備薬は必ず持参しましょう。持病がある方は処方薬の予備も準備してください。

保険証・免許証

万が一の体調不良や急な移動手段の変更に備え、保険証と免許証は必須です。

長期出張に必要な持ち物(1か月以上)

1か月以上の長期出張の場合は、ホテルや賃貸物件、マンスリーマンションが第二の自宅となります。快適な生活を送るためには、短期出張の持ち物に加えて必要なアイテムを持参しましょう。持ち物を厳選するには、現地調達できるものは現地で購入するのも一つの手段です。

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カジュアルウェア・パジャマ・部屋着

仕事以外の時間を快適に過ごすために、私服は必需品です。休日用のカジュアルウェアや、リラックスできるパジャマ、部屋着を用意しましょう。洗濯のことを考えて、扱いやすい素材を選ぶのがポイントです。

楽に履ける靴

ビジネスシューズだけでなく、スニーカーや履きなれた靴があると便利です。長期滞在中の足の疲れを和らげてくれるでしょう。

ポータブルWi-Fi

長期出張の場合、信頼性の高いポータブルWi-Fiの準備は必須です。ホテルのWi-Fiは不安定な場合があるため、オンライン会議や資料作成に支障が出る恐れもあるでしょう。なるべくデータ容量が多めのプランを検討してください。

名刺の予備

長期出張では想定以上に名刺交換の機会があります。少なくとも50〜100枚以上は持参し、少なくなったら追加発注できるよう、段取りを整えておきましょう。

洗濯用品

長期滞在において、洗濯洗剤・柔軟剤・洗濯ネットは必需品。また、クリーニングに出せない衣類のために、衣類用の消臭スプレーもあると便利です。コインランドリーの場所も事前に確認しましょう。

スキンケアやバスルーム用品

長期間使用する化粧品やシャンプー類は、普段使用しているものを持参しましょう。この場合、現地で購入できるものは最小限に抑え、まずは1週間分程度を準備するのが荷造りのポイントです。

タオル・バスタオル

フェイスタオルは最低でも3枚、バスタオルは2枚程度が目安です。毎日使用するものなので、吸水性がよく乾きやすい素材を選ぶのがポイント。必要に応じて現地で追加購入することも検討しましょう。

体調不良に備えた薬

普段使用している常備薬に加え、風邪薬・胃腸薬・アレルギーの薬なども準備しておきましょう。処方箋が必要な薬は、長期分の処方を受けておくことが重要です。また、万が一の場合に備え、現地の病院情報も事前にチェックしておきましょう。

簡易的な調理グッズ

電気ケトルやマグカップは、朝食や夜食の準備に重宝します。また、カトラリーや簡易的な調理器具があれば外食費の節約にもなり、健康管理もしやすくなるでしょう。

ハンガー

ホテルの場合、ハンガーは数が限られているため追加で5本程度持参するのがおすすめです。スーツやワイシャツの型崩れを防ぎ、洗濯物の乾燥にも活用できます。折りたたみ式ハンガーなら持ち運びも楽々です。

あると便利なもの

出張の必需品ではありませんが、あると便利なアイテムをご紹介します。出張の頻度・期間・季節によって選びましょう。

靴磨きセット

ビジネスシューズの手入れは身だしなみの基本。シューズの状態で仕事への姿勢が判断されることもあるからです。携帯用の靴磨きセットがあれば、手軽にケアできます。

ポータブルアイロン・スチーマー

ポータブルアイロンやスチーマーは、スーツやワイシャツのシワ取りに重宝します。特に移動時間が長いとスーツケース内でシワができやすくなってしまうもの。どちらもコンパクトなものだと安心です。

爪切り

意外と忘れがちな爪切りですが、特に長期出張では必須アイテムです。手足の爪が伸びてしまうと見た目が悪いだけでなく、不快感の原因に。小型のものを持参しておくと便利です。

防寒着や暑さ対策の服

出張先の気候や室内の温度調整に対応できるよう、薄手のカーディガンや半袖のインナーがあると便利です。季節の変わり目や、冷暖房の効きが強いオフィスでも快適に過ごせます。

折り畳み傘

天気予報が晴れでも急な雨に見舞われる可能性もあります。コンパクトかつ撥水性の高い折り畳み傘を手持ちのカバンに常備しておきましょう。

エコバッグ

エコバッグは出張先でのちょっとした買い物や、資料の持ち運びに便利。折り畳み式で軽量なものを選べば、急な荷物の増加にも対応できる心強いアイテムです。

目覚まし時計

スマートフォンのアラーム機能だけでなく、小型の目覚まし時計があると安心です。スマートフォンのバッテリー切れや電波の不具合に備えられ、確実に予定時刻に起床できます。

靴べら

スーツスタイルをきちんと保つための必需品であり、ホテルには常備されていないことも多い靴べら。携帯用の小型靴べらがあれば、靴のかかとを傷めずスムーズに履けます。

出張の持ち物を減らすパッキング術

持ち物が増え過ぎると移動が大変になるため、出張時はできるだけ荷物を少なくしたいもの。ここからは、出張の持ち物を減らす3つのパッキング術をご紹介します。以下の方法を実践すればスマートかつ身軽に出張に臨めます。

関連記事:出張時の宿泊費相場はいくら?費用を抑えるコツもご紹介!

日頃使わないものは持っていかない

出張の持ち物を厳選する際は、「これは本当に必要な物?」と自問自答することが大切です。普段使用していない物は、出張先でも使用する可能性は低いはず。例えば、使用頻度の低い服や靴は出張だからといって使用するとは限りません。また、ホテルのアメニティでカバーできるなら持参する必要はないでしょう。現地調達できるものは、あえて持参しない心がけも大切です。

紙の書類はなるべく電子化する

かさばる紙の書類は可能な限り電子化することで、荷物を大幅に削減できます。例えば、商談資料・契約書・スケジュール表など。事前にPDF化して保存すれば、スマートフォンやタブレットで閲覧できます。ただし、重要な契約書や押印が必要な書類など、原本が必要な場合は要注意です。電子化できないものを見極め、セキュリティ面に配慮しながら準備しましょう。

荷物の量に適したカバンを選ぶ

荷物の量に合わせてカバンを選ぶことは、効率的な移動につながります。短期出張ならビジネスバッグ一つでまとめられないか検討を。長期出張でもスーツケースはなるべく小さめのものを選び、必要最小限の荷物におさえるのが肝心です。カバンの重量や大きさは、電車やタクシーでの移動、ホテルでの収納などにも影響するため注意しましょう。

1か月以上の長期出張ならマンスリーマンションは最低限の持ち物でOK!

1か月以上の長期出張の場合、実はホテル滞在よりもマンスリーマンションがおすすめです。多くのマンスリーマンションには、すでに生活に必要な設備や備品が整っているため、持ち物を大幅に減らすことができます。例えば、以下のアイテムは基本的に備え付けられているため、持参する必要はありません。

・調理器具一式(電子レンジ、炊飯器、フライパン、鍋など)

・食器類(茶碗、お皿、カトラリーなど)

・洗濯機・洗剤(※)・物干し用具

・掃除道具(掃除機、ほうき、モップなど)

・バスタオル・フェイスタオル

・ハンガー

・目覚まし時計

・靴べら

また、標準設備としてWi-Fi環境も整っており、部屋によってはデスクとチェアセットが完備されている物件もあります。出張の荷物を最小限におさえられるだけでなく、自宅のような快適な生活環境で仕事に集中できるのです。長期出張の際はマンスリーマンションの活用も視野に入れれば、より快適な出張生活が実現するでしょう。

(※)アットインでは、数回分の洗濯洗剤をご用意していますが、長期滞在の場合はご購入されることをオススメしております。

自信をもって出張に臨むなら、持ち物の準備は徹底的に!

出張の持ち物は、ビジネスの成功を左右する要素の一つです。期間や目的に応じて必要な持ち物をリストアップすれば仕事への支障や移動の負担を軽減でき、普段通りのパフォーマンスを発揮できるはず。ビジネスパーソンとして自信を持って仕事に取り組むためにも、持ち物の準備は念入りに行いましょう。