2019/01/30
マンスリーマンションの費用と安く借りるコツ|”格安”の注意点とは
マンスリーマンションへの入居を考えるにあたり、気になる「費用」。出張や単身赴任などで短期滞在できる宿泊施設をお探しの場合、以下のように考えている方も多いのではないでしょうか。
「マンスリーマンションを利用するためにはどれくらいの費用がかかるのか」
「他の宿泊施設よりも安いの?」
「マンスリーマンションの費用を安く抑える方法が知りたい!」
滞在日数により、他の宿泊施設よりも費用を抑えられる可能性のあるマンスリーマンション。ただ、どのタイミングでの利用がお得になるのか、その詳細について知っておかなければ、無駄な出費にも気付けないままかもしれません。
そこで今回は、マンスリーマンションの利用料金の目安や、使用料を安く抑えるコツについて解説します。マンスリーマンションに少しでも興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
1.マンスリーマンションの費用内訳と料金システムの特徴
マンスリーマンションを利用する際にかかる料金内訳には、下記のような項目が含まれています。
・水道光熱費
・敷金、礼金、仲介手数料、保証金
・清掃料金
・管理費
・インターネット代
通常の賃貸物件と比較して、マンスリーマンションは初期費用が安いことがメリットです。また、ビジネスホテル代と比較した場合には1日あたりの宿泊費が安く抑えられます。
ここからは、マンスリーマンションにかかる各料金項目について詳しく解説します。
1-1.敷金・礼金・仲介手数料が不要
一般的な賃貸マンションに入居する時にかかる敷金や礼金の相場は、家賃2~3か月分です。
東京など都市部に近いエリアの普通賃貸住宅は料金相場が高いため、それに合わせて敷金礼金も比較的高いことが多く、仲介手数料も必要です。
しかしマンスリーマンションを利用する際は基本的に、一般賃貸物件に入居する場合に必要な敷金・礼金・仲介手数料・保証金がかかりません。そのため、入居に必要な初期コストを安く抑えることができます。
1-2.家電・家具の購入費が不要
マンスリーマンションは、家電や家具などの購入費が不要であることが挙げられます。
通常の賃貸物件では部屋だけを借りて、生活に必要な電化製品や家具家電類、収納用品は利用者側で購入しなければなりません。
一方で、マンスリーマンションの場合は生活に必要な道具一式が最初から備え付けられています。ビジネスホテルのような形で、部屋に入ったらすぐに普段通りの生活をすることができます。そのため、洗濯機やドライヤーなどの家具家電購入費は不要です。
しかし家具付きであっても、インターネットの利用料金については物件により条件が異なるため、注意してください。無料でインターネットを利用できる場合もあれば、追加料金が掛かる場合もあります。
事前に料金プランの情報を確認することが大切です。
1-3.賃料・管理費・水道光熱費は契約期間分のみ支払い
マンスリーマンションの利用にかかる費用の内、賃料や管理費、水道光熱費といった項目は契約期間分のみ支払う形となっています。
賃料は基本的に1日単位の金額が事前に決められており、契約日数により支払う料金が異なります。
そして管理費とは、マンションの廊下やエントランスなど共有スペースの管理にかかる費用のことで、賃料と同じく、1日あたりの金額が物件ごとに一定料金で定められています。
水道光熱費は、1日に想定される使用料をもとにした定額料金を支払うことが基本で、1日あたりの水道光熱費が入居期間の日数分のみ発生する形となっています。
しかし、想定される使用料を著しく超えて水道や電気を使用した場合は、超過分が契約者負担となることもあるため注意が必要です。
2.マンスリーマンション賃料を節約するための3つのポイント
マンスリーマンションの賃料は、初期費用が安く抑えられることが特徴ですが、いくつかのポイントを押さえることでさらに節約することが可能です。
ここからは、マンスリーマンションの利用コストを節約するための3つのポイントについて解説します。
2-1.寝具・キッチン用品のレンタル代は込み?別途?
マンスリーマンションには、ベッドや食器といった生活に必要な家具が備え付けられています。しかし、これらを自分で持ち込むことで、寝具やキッチン用品の使用料を抑えて合計料金を安くすることが可能です。
そのため、マンスリーマンションの物件の料金を調べる際には寝具代・調理器具のレンタル代が契約プランに含まれているかどうかをチェックしましょう。
布団や食器を自分で持ち込める場合、寝具や台所用品の利用費を削れないか運営会社に交渉することで、契約手数料が安く抑えられます。
2-2.トイレ・お風呂・洗面台は別々?3点ユニット?
マンスリーマンションは、水回りの設備がどんな形式かにより、賃料の相場が変わります。
ユニットバスは、お風呂の床、壁、天井が一体化している浴室を意味する言葉です。
2点ユニットバスと3点ユニットバスの2種類があります。2点ユニットバスは、お風呂と洗面台の2点が浴室内にある設備です。
そのため、トイレは浴室と別に備え付けられています。3点ユニットバスは、お風呂、洗面台、トイレの3点が同じ空間にあります。
そして、家賃が安く抑えられるのが3点ユニットバスのマンスリーマンションです。
風呂、洗面台、トイレが同じ空間にある3点ユニットバスの場合、それぞれが別になっている物件と比較して賃料が安くなる傾向があります。
2-3.利用期間は短期?長期?
マンスリーマンションは、基本的に以下のような区切りで滞在期間ごとの料金設定が変わります。
・1~3か月未満 → ショート
・3~7か月未満 → ミドル
・7~12ヶ月未満 → ロング
同じ物件であっても、上記の各区間で滞在期間が長いほど賃料が安くなることが多いです。
そのため、短期プランでの利用よりも長期利用の方がコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。長期滞在で割引になるマンスリーマンションを探すことが、1日あたりの宿泊費を抑えるコツです。
3.格安マンスリーマンションの利用前に確認しておくべき3つの項目
相場料金と比べて賃料が安すぎるマンスリーマンションでは、利用前に確認しておくべき注意点があります。
①部屋の壁・床が薄く生活音が聞こえる
賃料が安いマンスリーマンションの中には、一般賃貸物件と比べて部屋の防音が不十分な物件も存在します。しかしマンスリーマンションの場合、通常の賃貸物件と異なり内見ができないところもあるため、物件情報を事前に確認することが困難です。
周囲の生活音が気になりやすいという方は、入居前に一度問い合わせておくことをおすすめします。
②家具の破損・家電の故障で弁償・修理費を請求される
格安の賃料が設定されているマンスリーマンションでは、家具や設備の破損・故障時にその分の費用を請求される場合があります。
契約内容を確定する前に、家具や家電の破損時の対応について申し込み時の契約書を確認しておきましょう。
契約書類に、家具家電が設備であると書かれている場合は、破損時の修理費は不動産会社や大家負担のケースが多いです。一方で、貸与や設備外と書かれている場合には、借主負担となることがあります。気になる点は必ず管理会社に確認しましょう。
③部屋のクリーニングが甘く不衛生
マンスリーマンションでは、入居者が退去した後のクリーニングが不十分であったり、エアコンや冷蔵庫が不衛生であるなど、部屋の清掃が行き届いていない場合があります。
契約前に、部屋の衛生環境について一度問い合わせておくことをおすすめします。
格安かつ優良なマンスリーマンションを見つけるためには、これら以外にも、こだわりによっては他にも確認しておくべき事項がまだまだあります。
すべての格安マンスリーマンションが上記に当てはまるとは限りませんが、事前に確認してトラブルを避けることが大切です。
まとめ
東京など首都圏の場合、地域によってはビジネスホテルでさえ宿泊を躊躇してしまうほど宿泊費用が高いということも考えられます。しかし、このようなお悩みはマンスリーマンションで解決できるかもしれません。
しかしマンスリーマンションを利用する際にも、事前に確認しておくべき項目がいくつかあります。費用をより抑えながら、お得にマンスリーマンションを利用したい方は、この記事でご紹介した内容を参考に、ぜひ自身に適したマンスリーマンションを選んでください。