2025/08/12
安いだけじゃない!コスパがいいホテルの特徴と選び方を徹底解説

「ビジネスで一時的にホテルを利用することになったけど、会社から経費の支給には上限がある」「旅行で利用するホテルのクオリティを落とさずに宿泊したい」
こういった悩みからコスパがよいホテルを探す方は多いのではないでしょうか。実はコスパのよいホテルを選ぶにはコツがあります。また、ホテルで長期滞在を検討している方にとっては、ホテルよりコスパのよい選択肢もあります。
本記事では、コスパのよいホテルの特徴・コスパよく泊まる方法・選び方・注意点を徹底解説しています。コスパよく宿泊したい方は必見。ぜひ参考にしてください。
Contents
コスパがいいホテルの特徴

コスパがよいホテルとは値段の割にサービスや設備が充実しているホテルを指します。以下では、コスパのよいホテルの具体的な特徴を5点解説しましょう。
割安なのに、アクセスや利便性のよい立地である
割安なホテルでありながら、最寄り駅まで徒歩10分以内で便利な立地であればコスパのよいホテルといえます。アクセスがよければ目的地までの移動時間が短縮でき、その分の時間を他の作業などに割り当てられます。また、ホテルの周辺にコンビニやスーパー、ドラッグストアがあれば、必要なものをすぐに購入できる安心感にもつながるもの。普段と違った環境で快適に過ごすからこそ、アクセスと利便性のよさは重要です。
ホテルのサービスが充実している
施設のサービスや室内の設備が充実している点も、コスパのよいホテルの特徴の一つ。例えば、朝食や夕食付き、大浴場や温泉があれば滞在の満足度は高まります。また、室内にはマッサージチェアや無料のVOD視聴サービスなどの工夫があるだけで心地よい休息時間を過ごせます。価格以上のサービスが受けられるホテルは、コスパが優れているといえます。
ビジネス利用に適した作業環境が整っている
コスパのよいホテルをビジネス利用で選ぶなら、快適な作業環境が整っているかが重要です。客室に専用デスクや十分な照明、USBポートが完備されていれば、カフェやコワーキングスペースの利用料は不要になります。
また、最近では無料のコワーキングスペースや24時間利用可能なビジネスラウンジを備えたホテルが急増中。ワーケーション需要にも対応しています。十分な広さや設備がない客室の場合は、これらが備わっているホテルを選ぶことでコスパのよさを感じられるでしょう。
Wi-Fiが完備されている
コスパがいいホテルには、安心で安定したWi-Fi環境が整っているのも特徴の一つ。ビジネス利用や動画視聴には高速かつ安定した接続は欠かせません。暗号化されパスワードが設定されている無料Wi-Fiなら安心して使えるため、情報漏洩・不正アクセス・ウイルスの感染のリスクを防げます。
清潔感に加えて十分な広さがある

コスパがいいホテルは料金が手頃でも清掃が行き届いており、水回り・ベッド周り・床や壁の状態まで清潔感が保たれています。加えて、1人利用の場合なら15平方メートル以上の広さであれば圧迫感が軽減され、余裕を持って過ごせるもの。口コミで「狭いけど清潔」「古いけど手入れが行き届いている」と評価されるホテルは、価格以上の満足感を得られます。
ホテルにコスパよく泊まる方法
コスパのよいホテルに泊まるには、5つの方法があります。これらを実践したり組み合わせたりすれば、満足度が高い滞在になるはず。以下で詳しく解説しましょう。
ホテルの公式HPから予約する

予約サイトで見つけたホテルは、必ず公式HPでも確認しましょう。大手予約サイトは仲介手数料が加算されるため、公式サイト経由の方が安い場合があります。多くのホテルは「最低価格保証」を導入しており、他サイトより高ければ差額返金や追加特典を提供しています。また、「リピーター割引」「朝食サービス付」「アーリーチェックイン・レイトチェックイン無料」など、ホテル独自の特典を受けられることも。まずは予約サイトで相場を確認し、その後公式HPで特典込みの実質価格を比較するのがコスパよく泊まるコツです。
閑散期・平日の利用を狙う
宿泊料金をおさえたいなら、閑散期や平日の利用がおすすめです。観光地では寒さや積雪で旅行客が減る1〜2月、梅雨の影響が出る5〜6月は宿泊料金が下がりやすくなります。また、平日の月〜木曜日も比較的予約が少なく、週末より数千円以上安くなることも。
さらに閑散期や平日の利用だと、大浴場は貸切状態、朝食ビュッフェは待ち時間ゼロなど、宿泊費用以外にもメリットがあるのでより快適に過ごせます。
早割・直前割を活用してタイミングを見極める

早割と直前割を使い分ければ、通常料金の20〜60%安くなる可能性があります。早割は30日前予約で30%OFF、60日前なら40%OFFが一般的。ただし、キャンセル料が通常より高いケースもあるため、予約前にキャンセルポリシーを確認するのが鉄則です。
一方、直前割は前日〜3日前に空きがあれば最大50%OFFになるプランですが、空室がなければ宿泊できないリスクも伴います。予定が確定しているなら早割、柔軟に動けるなら直前割と使い分けるのがコツです。
比較サイトを利用してクーポンを使う
各ホテルの比較サイトでは会員登録することでクーポンを利用できる制度があり、サイト独自の割引を受けられます。ただし、クーポンの対象日や条件はサイトによって異なるもの。宿泊する日や泊まりたいホテルが決まっている場合は、各サイトのクーポンをうまく利用すればコスパよく宿泊できます。
連泊・長期割引を活用する
ホテルに連泊する予定があるなら、連泊プランや長期滞在割引を積極的に活用しましょう。多くのホテルでは2〜3泊以上で割引が適用されることがあり、1泊の単価が下がるためトータルの宿泊費をおさえられます。さらに、同じホテルに滞在すれば荷物の移動やチェックインの手間もなくなり、快適さと効率性の両面でコスパがよいと感じるでしょう。
コスパがよいホテルを選ぶ際の注意点
上記ではコスパよく泊まる方法を解説しましたが、一方で注意点もあります。宿泊先選びで失敗しないために、以下6点を見極めて判断しましょう。
宿泊料金の総額を確認する
宿泊料金といっても、「入湯税」や「宿泊税」を別途支払わなければならないケースがあります。これらは、総額に含まれていないのが一般的。入湯税は温泉を利用した場合にかかる税金であり、温泉の環境整備や観光イベントの費用に充てられています。法律上は1人1日150円を基準としていますが、市区町村が自由に定められる税金です。
また、宿泊税はホテルや旅館の宿泊者を対象とした税金を指します。各地域の活性化を目的としており、費用は各地域で設定されています。地域の条件によっては支払わなくてもいいケースもあるため、必ずホテルや宿泊地域のHPで確認しましょう。
予約時のプラン内容をチェックする

コスパ重視で選んだつもりでも、予約時のプラン内容は細かく確認しましょう。例えば、比較サイトでコスパのよいホテルを予約していても、予約変更不可・キャンセル時の返金不可という条件だから安い、というケースもあります。また、素泊まりプランの場合はアメニティなし・タオル有料・清掃なしの条件もあるため、結果的に朝食付きプランより高くついて余計な費用がかかることも。ビジネスや観光に限らず、トラブルを避けて安心して滞在するためには事前確認が必須です。
セキュリティ設備の有無を確認する
ホテルのセキュリティ設備の有無を確認することは、第三者の侵入や犯罪に巻き込まれるのを防ぐ効果があります。以下は設備の一例です。
- ・防犯カメラの設置
- ・女性専用フロアの有無
- ・客室キーがなければ作動しないエレベーター
ホテルは複数の人が出入りする場所です。安心して過ごすためには、防犯設備が整ったホテルだと滞在の満足度も高くなります。
口コミ・評価サイトを調べる

口コミ・評価サイトは、ホテルの評価がダイレクトに反映されます。口コミに対してホテル側が真摯に返信している場合は従業員の教育が行き届いている可能性があるため、滞在中は気持ちよく過ごせる確率が高くなります。一方、悪い口コミで同じような内容が繰り返し投稿されていたら要注意と判断しましょう。
予約サイトの写真だけを頼りにしない
価格と写真だけで判断してホテルを決めると、「部屋の雰囲気がまったく違っていた」「写真は部屋が広く見えたのに、実際は窮屈さを感じる」というケースもあります。部屋の広さは公式HPに書かれているため、必ず確認しましょう。
立地や周辺環境を確認する
立地のよさは、見た目の宿泊費以上の節約効果をもたらします。駅から徒歩5分以内ならタクシー代は不要。周辺にコンビニや飲食店が充実していれば、ホテル内の割高なレストランを使わずに済みます。ただし、駅から近くても繁華街を通らなければ行けなかったり夜道が暗かったりする立地は注意が必要です。この場合は、事前に交番やコンビニなど助けを求められる場所をGoogleMapsで確認しておきましょう。
1ヶ月以上でコスパよく宿泊するには、マンスリーマンションがおすすめ!

ホテルは1週間未満ならコスパよく宿泊できますが、1ヵ月を超えると費用の負担が激増します。宿泊期間が1ヶ月以上、なおかつコスパがよく宿泊するなら、断然マンスリーマンションがおすすめです。マンスリーマンションがコスパがよい理由を、以下3点解説します。
長期間なら断然お得!ホテルとマンスリーマンションの料金比較
マンスリーマンションは長期出張や長期の観光だけでなく、期間限定の転勤や引越し前の仮住まいなどでも利用されています。以下は、ホテルとマンスリーマンションの料金を比較した表です。(※費用を比較するため、「利用期間は1ヵ月」「東京都調布市近辺」を条件とする)
【ビジネスホテル】
ビジネスホテルの長期滞在プランは通常料金から2割程度割引されているのが一般的です。土日料金(もしくは金・土曜日料金)は平日より少々割高であることを考慮すると、以下の相場が目安となります。
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平日料金 |
178,200円 (8,100円×22日) |
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金・土曜日料金 |
744,400円 (9,300円×8日) |
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合計 |
252,600円 |
※ビジネスホテルのシングルルーム 最寄り駅から徒歩5分
【マンスリーマンション】
マンスリーマンションは敷金・礼金・仲介手数料は不要であり、ホテルのような土日割増料金も発生しません。月額料金の相場は、20〜23万円です。以下はその内訳です。
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賃料 |
168,900円 (5,630円×30日) |
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光熱費 |
26,400円 (880円×30日) |
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住宅保険 |
830円 |
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クリーニング費用/契約時のみ |
24,200円 |
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合計 |
220,330円 |
※1DK 25.5平方メートル 最寄り駅から徒歩10分
ホテル選びには金額も大切ですが、ご自身の目的などに照らし合わせて総合的に判断しましょう。
参考記事:ロングステイとは?宿泊先はどこがお得?
参考記事:滞在型ホテルとは?
家具家電付きで、ホテルよりも広々!カバン一つでOK
マンスリーマンションは、家具や家電がすでに備え付けられている物件です。生活に必要な設備が整っているため、カバン一つでその日から快適に暮らせるのが魅力。一般的な1人暮らし用の物件は2平方メートル以上の広さがあり、10〜15平方メートル前後のビジネスホテルに比べてもゆとりがあります。1ヵ月以上の中〜長期滞在なら、マンスリーマンションの方がコスパ面も快適さも優れている選択肢です。
自炊で食費も節約!洗濯も自分のペースで

マンスリーマンションはキッチンに加えて調理器具や食器などが揃っている物件もあるため、自炊による家計へのメリットは十分。健康への配慮もできます。また、洗濯機も備え付けなのでコインランドリー費の負担が軽減できるのもうれしいポイント。自分のペースで生活でき、なおかつ長期滞在ならではのコストもおさえられる。これはマンスリーマンションならではといえます。
宿泊期間と目的に合った宿泊スタイルを見極めて、コスパ重視でホテルを選ぼう!
宿泊費をおさえながら快適に過ごすなら、滞在の目的や期間に合った宿泊スタイルを選ぶことが重要です。1ヵ月以内の宿泊なら、公式HPや予約サイトのクーポン、早割・直前割などを活用してサービスの充実したビジネスホテルを選びましょう。
1ヵ月以上なら家具家電付きのマンスリーマンションを選ぶのがおすすめ。生活にかかる費用を節約できるため、ビジネスホテルよりもコスパが優れています。宿泊期間・目的・スタイルを見極め、賢くお得に快適な滞在を実現してくださいね!
