2025/09/02
ホテルが高すぎる!そう感じたときにする対策とは?方法や注意点を徹底解説!

「なるべく費用を低めに設定してホテルを検索したが、どれも高すぎる!」「宿泊費の予算が限られているからもっと費用をおさえたい」。宿泊費が高騰している現在、そういった悩みを抱えている方は多くいます。しかし、工夫次第で費用をおさえつつ快適に滞在することは可能です。
本記事では、できるだけホテルをお得に予約する方法や注意点を徹底解説します。賢く泊まり、なおかつホテルでの滞在を快適にさせたい方は、ぜひ、参考にしてください。
Contents
ホテルが高くなった背景
ホテルの料金が高くなった背景には、主に3つの要因があります。以下で詳しく解説していきましょう。
訪日外国人の増加

ホテル価格高騰の最大の要因は、訪日外国人観光客の増加です。新型コロナウイスルが蔓延する前の2019年は、訪日外国人は約3,188万人だったのに対し、2024年は約3,687万人と過去最高を更新しました。(※)
この背景には、為替レートが過去に見ない円安になり、日本が「お得な旅行先」として世界から注目されていることがあります。特に、訪日外国人に人気の場所の1位は東京都、2位は大阪。これらのエリアでは需要過多による価格高騰が顕著に表れています。実際、人気観光地周辺のホテルでは、コロナ禍以前の2〜3倍の料金設定も珍しくありません。
※参考資料
コロナ明けの出張、旅行の増加
コロナ禍で抑制されていた出張や旅行の増加もホテルが高くなった要因です。2020年、新型コロナウイルスの影響で出張を多くの企業が「禁止」または「抑制」としていました。同時に旅行者も同様の理由で大幅に減少。しかし、2021年9月30日の緊急事態宣言の解除、2023年5月に新型コロナの感染症法上の分類を「5類」に移行したことで、出張や旅行でのホテルの需要が急速に増加しました。この急速な増加により、週末や連休のホテル予約は特に取りづらく、価格も高止まりしている状況です。
供給数不足
上記の需要の急増に対し、宿泊施設の供給が追いついていないのも価格高騰の要因です。政府は訪日外国人旅行者数を2030年には6,000万人とする目標を掲げており、今後も訪日外国人旅行者数は増加する見込みです。(※1)
その一方で、ホテル業界全体の人手不足が課題にあります。帝国データバンクの調査によると、2024年4月時点で旅館・ホテル業の正社員の人手不足割合は71.1%に達しており、人手不足は深刻な状況。営業日数の縮小(51%)、営業時間の短縮(33%)、客室などの販売数の制限(27%)などの営業制限を実施するホテルも増えています。(※2)
人手不足により既存ホテルも稼働率を上げられない状況が続いており、宿泊料金の高騰に拍車をかけています。今後も需要と供給のギャップは続くと予想され、価格の高止まりは当面続く見込みなのです。
参考資料
※2 帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査 2024年4月
ホテルが高すぎるからこそ検討すべき6つのポイント
ホテル代が高いと感じても、工夫次第で費用をおさえることは可能です。下記では、実際に役立つ6つのポイントを解説しましょう。少しでもお得に泊まるために参考にしてください。
安く泊まれる時期を選ぶ

宿泊費をおさえるためには、ホテルの閑散期が狙い目です。具体的には、1〜2月・4月上旬・5月後半です。1〜2月は凍結や積雪などから旅行を控える傾向にあり、4月上旬新生活が始まる関係で忙しくなる人が増加します。5月後半はGWの反動で旅行者が減少傾向となります。これらの時期を選べば同じホテルでも安く宿泊できる可能性があります。
直前割を使う
チェックイン3日前〜当日の予約で適用される直前割引は、大幅な割引が期待できます。ホテル側は客室の空室を避けたいため、割引を実施して宿泊者を募ることがあるからです。特に平日の直前割引は狙い目で、通常料金より大幅に値下げされることも。空室があり、直前割を行っているホテルならチャンスです。ただし、直前の予約は部屋が満室になるリスクがあるもの。代替え案を用意したりキャンセル待ちサービスを活用したりすると安心です。
公式HPから予約する
意外に穴場なのが、ホテルの公式HPから予約すると最安値の可能性があります。これは、予約サイト経由の場合はホテル側が手数料を支払う仕組みによるもの。公式HPだとその分安価に宿泊できるのです。多くのホテルが「ベストレート保証」を実施しており、他サイトより高い場合は差額返金や追加特典を提供しています。
賢い予約方法として、まずは予約サイトで客室を検索し、再度宿泊先のHPを確認すること。それによりお得に宿泊できるプランを見つけられるかもしれません。
平日に予約する
平日は、金曜・土曜宿泊に比べて宿泊客は減少傾向です。特に火曜〜木曜は最も安く、「平日限定プラン」「ウィークデー割引」などのキーワードで検索すると、お得なプランが見つかります。出張や旅行日程を調整できるのであれば狙い目です。
宿泊施設の種類を増やす

ホテルだけに絞らず、宿泊施設の選択肢を広げることも検討しましょう。例えば、民泊・ゲストハウス・マンスリーマンションなども視野に入れると、条件に合ったコスパのよい滞在先が見つかることもあります。短期滞在ならビジネスホテル、長期ならマンスリーマンションというように、目的や滞在期間に合わせて柔軟に選ぶと無駄な出費を防げます。
参考記事:宿泊施設の種類を徹底解説!ニーズに適した宿泊先選びのポイントも教えます
ホテル予約サイトを比較する
ホテル予約サイトを比較すると、お得に宿泊できるプランが見つかるかもしれません。複数のサイトを比較することで、最安値プランやポイント還元率の高いプランが見つかる可能性があります。また、各サイトの口コミも参考にすれば、料金だけでなく満足度も重視した宿泊先を検討できます。
高く感じたホテルを安く予約する際の注意点
ホテルを安く予約できそうだと思っても、すぐに予約するのは危険です。安さだけで選ぶと「思っていたのと違う」と後悔することも。ホテル選びで失敗しないために、以下の注意点を参考にしてください。
口コミを必ず確認する
より安いホテルを見つけたら、口コミを必ず確認しましょう。写真や説明文だけではわからない情報が多く掲載されており、想像していたホテルの感じとは全く違ったということが起こりかねないからです。以下は、必ずチェックすべき口コミ項目の一例です。
- ・清潔感やにおい
- ・立地や安全性
- ・設備の不具合等
- ・騒音に関して
特に直近3ヶ月以内の口コミを重点的に確認し、同じクレームが複数ある場合は避けた方が無難でしょう。
旅行サイトから予約した場合、予約完了を確認する

旅行サイトから予約した後、念のため直接ホテルに予約確認しましょう。特に海外の予約サイトや聞き慣れないサイトでの予約は要注意。まれに「予約したホテル自体が存在していない」「予約したプラン内容に相違がある」「予約の日にちが違っていた」という事例が発生しているからです。繁忙期や格安プランの場合は、この確認作業が宿泊当日のトラブルを防ぐ保険になります。
キャンセル・ポリシーを確認する
安価なプランほど、キャンセル料が高く設定されていることがあります。実際、格安プランで予約したものの、急な予定変更で宿泊費と同額のキャンセル料を支払うケースもあるのです。体調不良や予定変更など、思わぬ理由で宿泊できなくなるケースは誰にでもあること。だからこそ、予約をする前にキャンセル・ポリシーを確認することは重要です。「いつまでなら無料なのか」を把握しておくことで、予期せぬ出費を防げます。
1ヶ月以上の宿泊で、ホテルが高すぎると感じたらマンスリーマンションを検討しよう!

もし、宿泊期間が1ヵ月以上なら、ホテルよりもマンスリーマンションが断然お得です。
マンスリーマンションは家具家電付きで生活に必要な設備が整っているため、余計な初期費用がかかりません。自炊できるので外食費をおさえられ、室内に洗濯機があるのでコインランドリー代も不要。ビジネスホテルに30日滞在すると30万円以上かかることも多いですが、マンスリーマンションなら月額10〜15万円程度で借りられる物件が豊富にあります。
参考記事:マンスリーマンションとは?選ばれる理由や借りる際の注意点を解説!
長期滞在を予定しているなら、ぜひマンスリーマンションも検索して比較してみてくださいね!


