2019/06/13

マンスリーマンションの探し方|お得に借りる3つのチェックポイント

マンスリーマンションの探し方|お得に借りる3つのチェックポイント

マンスリーマンションとは、短期間の利用を目的とした、家具・家電付きの物件のことです。利用期間によってはホテルより利用費が安く済むことや、生活に必要な家具・家電が揃っていることから、長期出張時など、一定の期間一時的に住まいが必要なシーンで利用されています。

マンスリーマンションは、長期的に住むことを目的とした一般的な賃貸物件とは利用期間が異なるだけでなく、探し方・借り方も大きく異なります。そのため、賃貸物件とは違う、マンスリーマンションならではの探し方を知ることが大切です。

そこで当記事では、基本的なマンスリーマンションの探し方について説明します。契約の流れや、お得に借りるためのチェックポイントも紹介しているため、マンスリーマンションの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.マンスリーマンションの2つの探し方

一般的な賃貸物件を探す場合、不動産でいくつか物件を紹介してもらい、内見をしてから部屋を決める方法が主流です。

しかし、マンスリーマンションを探す際は、インターネット上で希望の物件を探し、内見を行わずに部屋を決めることがほとんどです。引っ越し前に不動産や物件に足を運ぶ必要がないため、24時間いつでも部屋を探すことができます。

マンスリーマンションを紹介しているサイトは大きく分けて「ポータルサイト」「マンスリーマンション運営会社の公式サイト」の2種類があります。ここからは、それぞれのサイトでの探し方について説明します。

1-1.ポータルサイトから

マンスリーマンションのポータルサイトから探す場合、サイト内で予算などの希望条件を入力することで、条件に合った物件の一覧が表示されます。ポータルサイトには、複数の運営会社の物件情報が登録されているため、たくさんの物件の中から比較・検討を行うことが可能です。

しかし、ポータルサイトは、物件の比較を行いやすいよう、サイト内で決めた情報しか記載しません。たとえば、物件に24時間ゴミ出しができるサービスがあっても、ポータルサイト内にサービス掲載欄がなければ、その情報は記載されない場合もあります。そのためポータルサイトには、他の物件にはない、独自のサービスや設備・備品などは分かりにくいというデメリットが存在します。

1-2.運営会社の公式サイトから

マンスリーマンション運営会社の公式サイトで探す場合、その会社が持っている物件の情報のみ閲覧することが可能です。そのため、ポータルサイトに比べて検索できる物件数は減りますが、下記のようなメリットもあります。

〇物件・物件周囲の情報に詳しいスタッフに質問できる
運営会社の公式サイトでは、物件の管理を行っていることから、物件の情報・周辺環境を熟知しているスタッフに気になる点を質問できます。部屋の防音性や、街灯は多いかなど、サイトの情報だけでは分からない疑問にも答えてもらえるため、内見を行わなくても快適に暮らせる物件を選ぶことが可能です。

〇会社独自のサービス・設備・備品が明記されている
運営会社にとって、独自のサービス・設備・備品は自社物件のセールスポイントとなるため、物件情報の詳細についてしっかり説明しています。よって、運営会社の公式サイトでは、入居後受けられるサービスや使える設備・備品をしっかり確認することが可能です。

内見せずに契約するマンスリーマンションは、入居後に後悔しないためにも、物件の情報をよく理解し、設備・備品から周辺環境まで納得できる物件を選ぶ必要があります。そのためマンスリーマンションを探す際には、物件情報について詳しく知ることができる、運営会社の公式サイトを利用することがおすすめです。

2.運営会社の公式サイトでマンスリーマンションを借りる際の主な流れ

マンスリーマンションと一般的な賃貸物件とでは、物件を借りる流れも異なります。ここからは、運営会社の公式サイトでマンスリーマンションを借りる際の、主な流れについて見ていきましょう。

①申し込み(入居可能かどうか問い合わせ)
サイト上で気になる物件が見つかった場合、まずは電話・メールフォームなどから、運営会社に空室状況を問い合わせます。
空室がない場合は、運営会社が希望条件に合った別の物件を紹介してくれるため、事前に希望条件をメモしておくと良いでしょう。

②入居手続き
入居物件の決定後に、入居の手続き・書類提出を行います。
書類は、サイト上のフォームからアップロード、もしくはFAX・郵送での提出ができるため、運営会社を訪れる必要がありません。契約に必要な書類は、個人契約か法人契約かで下記のように異なります。

〇個人契約で必要な書類(一例)
顔写真付きの身分証明書
その他の公的な身分証明書 など

〇法人契約で必要な書類(一例)
会社案内
利用者本人の顔写真付きの身分証明書

保証会社への加入や、連帯保証人は不要なケースがほとんどです。

なお、マンスリーマンションは、一般的な賃貸物件と違い、契約満了すると自動更新されません。契約期間を延長したい場合は再契約する必要があります。

③支払い
入居手続き終了後、契約料や利用料を支払います。
支払方法には、入居前に利用料を全額前払いする「一括払い」と、毎月利用料を支払う「月々払い」があります。会社によっては一括払いのみ受け付けている場合もあるため、契約前には支払い方法を確認しておきましょう。

④入居
マンスリーマンションの入居時に運営会社のスタッフが立ち合うことはほとんどありません。そのため鍵は、運営会社に受け取りに行く、もしくは事前に郵送してもらう必要があります。暗証番号で開錠するデジタルキーを採用しており、鍵の受け渡し自体が不要な部屋もあるため、支払い方法と共に、鍵の受け渡し方法についても確認しておきましょう。

3.マンスリーマンションをお得に借りる際のチェックポイント

マンスリーマンションは、短期間での利用が可能な分、一般的な賃貸物件より利用費が高額となります。そのため、マンスリーマンションの利用費を少しでも抑えたいと考えている人が多いのではないでしょうか。

最後に、マンスリーマンションをお得に借りるために確認しておきたい、3つのチェックポイントについて説明します。

3-1.①設備・備品が充実しているか

運営会社によって、設備や備品の種類は大きく異なります。

マンスリーマンションは基本的に、洗濯機やテーブルなどの最低限生活に必要な家具・家電が備え付けられています。ただし、運営会社によっては、テレビ・ドライヤーなどの家電も備え付けられていたり、トイレットペーパーなどの消耗品や調理器具も用意されていたりします。

設備・備品が充実していると、引越し費用や、生活用品の購入費用を抑えることができます。マンスリーマンションを借りる際には設備・備品の充実度を確認しましょう。

3-2.②基本料金に含まれる内容は何か

一般の賃貸物件の場合、毎月賃料と管理費がかかりますが、マンスリーマンションを利用する際は、賃料と管理費以外にも、下記のような費用がかかります。

  • 賃料
  • 水道光熱費※1
  • 管理費
  • 退去時の清掃費
  • 保険料
  • レンタル寝具代 など

※1 実費請求ではなく、500円~1,000円程度の固定された金額を支払う必要があることがほとんど

マンスリーマンションの利用料の総額には、上記のように多くの費用が含まれます。

基本料金が安かったとしても、基本料金の中には賃料しか含まれておらず、別途で光熱費・管理費・保険料がかかるなど、利用料の総額で見ると他の物件より高額なこともあります。そのため基本料金に何が含まれているのか、利用料の総額はいくらになるのかを確認し、利用料金の総額が安い物件を選ぶと良いでしょう。

3-3.③賃料値引き・固定費一部無料などのキャンペーンを行っていないか

マンスリーマンションの運営会社は、競合と差をつけたり、空室を埋めるために、値引きなどのキャンペーンを行っている場合があります。以下は、よく行われているキャンペーンの一例です。

  • ・契約手数料無料
  • ・賃料〇〇%オフ
  • ・インターネット料金半額
  • ・清掃代〇円引き

ただし、キャンペーンの中には「〇ヵ月以上の長期契約で賃料1ヵ月無料」など、条件が定められている場合もあります。自分の利用状況に合ったキャンペーンを探すと良いでしょう。

ここまで説明した3つのポイントを確認することで、利用費を抑えてお得にマンスリーマンションを借りることができます。基本料金の金額や立地だけを見て決めるのではなく、生活用品の購入費用なども含めて、マンスリーマンション利用中にトータルでかかる費用がどれくらいか把握しましょう。そうすることで、実質的に見てお得な物件か判断できます。

まとめ

マンスリーマンションは、内見をせずに契約まで進めるため、物件情報や周辺情報をしっかり確認した上で物件選びを行うことが大切です。物件情報が細かく記載されている運営会社の公式サイトであれば、必要な情報をしっかり確認することができ、納得のいくマンスリーマンション選びができるでしょう。

当記事を参考に、滞在先でも、自宅と同じように快適に暮らせる部屋を見つけてください。