2025/08/05
ライブ遠征の滞在を最高の時間に!宿泊先選びのポイント・遠征の相場・工夫点を解説

ライブ遠征をおもいきり楽しむには、遠征先の宿泊や滞在スタイルはとても大切です。中でも遠征費用の大部分を占める宿泊費を節約できれば、その分グッズ購入や現地グルメを楽しむ余裕も生まれます。とはいえ、会場へのアクセスやチェックイン時間、周辺環境など、事前にチェックすべきポイントは意外と多いもの。
本記事では、ライブ遠征の滞在先に選ばれている宿泊施設のメリット・デメリットを解説します。さらに、後悔しない宿選びのポイントや費用相場、快適な滞在のための工夫点まで、ライブ遠征を満喫するための内容もご紹介。「ライブ遠征の滞在を最高の時間にしたい!」このように感じている方は、ぜひ遠征計画に役立ててくださいね。
Contents
ライブ遠征の滞在先はどこがベスト?

ライブ遠征の宿泊先は、予算・目的・滞在日数によって選択肢が変わります。ここでは代表的な4つの宿泊施設の特徴・メリット・デメリットを詳しく解説しましょう。
ビジネスホテル
ライブ遠征の定番であるビジネスホテルは、全国チェーンから地域密着型まで選択肢が豊富。駅近物件も多いのが特徴です。個室でプライバシーが確保され、アメニティも充実しているため、疲れた体をしっかり休められます。
【メリット】
- ・個室でプライベート空間を確保できる
- ・シングルユースもあるため、1人でも気兼ねなく泊まれる
- ・シャワーやトイレが室内に完備されて快適である
【デメリット】
- ・繁忙期は値段が高騰しやすい
- ・人気のエリアは早い時期に満室になる
- ・チェックイン時間が遅めのホテルもある
【おすすめな人】
- ・初めての遠征で、安心感を重視したい人
- ・荷物が多い人
- ・ライブ終演後にすぐ休みたい人
カプセルホテル
コンパクトな個室空間が特徴のカプセルホテル。最近は女性専用フロアや、デザイン性の高い施設も増えています。大浴場やラウンジなど共用設備が充実している施設が多く、コスパのよさも魅力です。
【メリット】
- ・ビジネスホテルよりも料金が安い
- ・駅近や繁華街にある場合が多い
- ・最新設備を導入している快適な施設も増加している
【デメリット】
- ・音が気になる場合がある
- ・荷物の保管スペースが限られる
- ・圧迫感のある空間に慣れていない人はストレスになる可能性もある
- ・完全なプライバシー空間は期待できない
【おすすめな人】
- ・宿泊費を徹底的におさえたい人
- ・寝るだけの場所を求めている人
ゲストハウス

旅好きな人同士の交流が楽しめる、ゲストハウス。リビングやキッチンなどの共用スペースがあり、アットホームな雰囲気が特徴です。ドミトリー(相部屋)なら格安で宿泊でき、個室を選べる施設も増えています。
【メリット】
- ・宿泊費を大幅に節約できる
- ・同じアーティストのファンと出会える可能性がある
- ・キッチンで自炊できるため、食費を節約できる
【デメリット】
- ・プライバシーの確保が難しい
- ・貴重品の管理に注意が必要である
- ・他の宿泊者の生活音が気になることもある
【おすすめな人】
- ・宿泊費を削減したい人
- ・推し仲間との交流を楽しみたい人
- ・連泊や長期遠征を計画している人
民泊
一軒家やマンションの一室を借りて滞在できる民泊。キッチン付きの物件も多く、複数人で泊まれば1人あたりの費用をおさえられるのが魅力です。ホテルと違い、オーナーとのやり取りやハウスルールがあるので、事前に口コミをチェックして選ぶ必要があります。
【メリット】
- ・グループ利用だとコスパがよい
- ・広々とした空間でくつろげる
- ・チェックイン時間が柔軟な場合が多い
【デメリット】
- ・一人利用だと割高になることもある
- ・アメニティは自分で用意する施設が多い
- ・立地によっては会場から遠い
【おすすめな人】
- ・グループで遠征する人
- ・大荷物でも気兼ねなく滞在したい人
- ・自炊して費用を浮かせたい人
ライブ遠征の滞在で後悔しない!宿泊先選びのポイント
ライブ遠征を最高の思い出にするには、事前の宿泊先選びが肝心です。ここからは、多くの遠征経験者が「これをチェックしておけばよかった」と後悔しがちなポイントを5つご紹介しましょう。
チケットを手に入れたら早めに予約する

ライブチケットが当選したら、すぐに宿泊先予約に取りかかりましょう。特に大型公演や人気アーティストのライブでは、会場周辺の宿泊施設があっという間に満室になることも珍しくありません。予約が遅れると、会場から遠い場所しか空いていなかったり、料金が高騰していたりすることも。チケット当選から24時間以内の予約を心がければ選択肢も豊富にあり、早割などのお得なプランも利用できます。
会場までのアクセスや周辺環境を考慮する
宿泊先から会場までの移動は、想像以上に体力を消耗します。理想は徒歩15分以内、もしくは乗り換えなしで30分以内の立地です。
また、コンビニや飲食店が近くにあるかも重要なポイント。ライブ後は興奮冷めやらぬまま、推し仲間と感想を語り合いたいもの。24時間営業のファミレスやカフェが近くにあれば、終演後の余韻に浸る時間も確保できます。駅からの終電時刻も確認して無理のない範囲の宿泊先を選べば、就寝直前までライブを楽しめます。
チェックイン時間や荷物預かり有無を確認する

ライブ開演時間とチェックイン時間の兼ね合いは見落としがちなポイントです。アーリーチェックインやチェックイン前でも荷物を預かってくれる宿泊先なら、重い荷物から解放されて身軽に行動できます。また、チェックアウト後の荷物預かりも可能か確認しておけば、最終日も観光やショッピングを楽しめるでしょう。
特に多くのホテルは15時チェックインですが、物販に並ぶなら朝から会場入りすることも。そのため、宿泊先のアーリーチェックインや荷物預かりサービスの有無を事前に確認しておけば、ライブ遠征を快適に楽しめます。
複数人で滞在するなら相部屋だと節約できる
友人や推し仲間と遠征する場合は、ゲストハウス民泊などの宿泊先を選ぶと宿泊費を大きく節約できます。ビジネスホテルならシングル2部屋よりツイン1部屋の方が、トータルで30%安くなることも。一人部屋にこだわらず、広めの部屋をシェアすればその分グッズ代や交通費に予算を回せるのも嬉しいポイントです。
ただし、荷物の置き場所や就寝時間、朝の準備時間など、お互いの生活リズムを事前に確認しておくことが大切。快適に過ごせるようにルールを決めておけば、最高のライブ遠征になるでしょう。
大浴場やコインランドリーなどの設備があればなおよい
遠征中は移動や立ちっぱなしで、意外に体が疲れるもの。そんなとき、大浴場付きのホテルなら、部屋のユニットバスより断然リラックスできます。サウナや露天風呂があれば遠征の疲れも吹き飛びます。
また、連泊の場合は、コインランドリーの有無を確認しておけば衣類を減らせて荷物もコンパクトに。着替えを最小限におさえられるので、その分グッズを入れるスペースが確保できます。
ライブ遠征の滞在費用の相場

ライブ遠征の予算を立てる際、宿泊費と交通費は全体の50〜70%を占める大きな出費。滞在日数や宿泊人数によって費用は変わるため、自分の遠征スタイルに合わせた予算計画が大切です。以下の表では、遠征でかかる費用をまとめたので参考にしてください。
宿泊施設別の費用の目安
|
宿泊施設タイプ |
1泊2日 |
3泊4日 |
1泊2日 (2人でツイン利用) |
1ヵ月利用 |
|
ビジネスホテル |
8,000~12,000円 |
24,000~ 36,000円 |
5,000~7,000円 (1人あたり) |
― |
|
カプセルホテル |
3,000〜 5,000円 |
9,000〜15,000円 |
― |
― |
|
ゲストハウス |
2,000〜 3,500円 |
6,000〜10,500円 |
3,000〜4,500円 (個室利用の場合の1人あたり) |
― |
|
民泊 |
4,000〜7,000円 |
12,000〜21,000円 |
2,500〜4,000円 |
― |
|
マンスリーマンション |
― |
― |
― |
約8~10万円 |
(東京都新宿区の場合)
※週末や繁忙期は1.5〜2倍になることがあります
※連泊割引がある施設では、上記より5〜10%安くなる場合があります
交通費の目安(東京出発)
ライブ遠征では交通費が占める割合も大きいもの。以下では、東京出発でなるべく費用をおさえた選択肢をまとめました。
|
移動手段 |
片道料金 |
往復料金 |
節約ポイント |
|
新幹線(大阪) |
13,870円 |
27,740円 |
ぷらっとこだま、早特切符を使用する |
|
飛行機(福岡) |
15,000~ 40,000円 |
30,000〜 80,000円 |
LCC早期予約で片道5,000円〜になる |
|
高速バス(名古屋) |
2,500 ~6,000円 |
5,000 ~12,000円 |
平日便、4列シートでさらに安くなる |
ライブ遠征でかかるその他の費用
・食費(朝食500円+昼食1,000円+夕食1,500円=1日3,000円が目安)
・飲み物代(500〜1,000円)
・現地の交通費(1日500〜1,500円)
・コインロッカー代
・ライブグッズ代
ライブ遠征の費用は、宿泊施設や食事、グッズをどれだけ買うかで目安は異なります。初めての遠征なら、余裕を持って予算を組んでおきましょう。
ライブ遠征の滞在を最高の時間にするための5つの工夫
ライブ遠征を120%楽しむには、ちょっとした工夫で快適度が大きく変わります。ここからは経験者が実践している遠征術をご紹介します。
荷物は減らすor預ける
ライブ遠征の大敵は、多すぎて重い荷物です。遠征前から荷物でパンパンでは、せっかく購入したグッズも入りません。着替えは最小限にして、化粧品は試供品やミニボトルに詰め替えて軽量化を。荷物を預かってもらえる宿泊施設だと安心ですが、万が一に備えて、駅のコインロッカーの場所を調べておくとよいでしょう。荷物をスマートに管理できれば、ライブを思いきり楽しむ余裕が生まれます。
電源問題を解消するグッズを持参する

ライブ当日は写真撮影やSNS投稿、会場までのナビ使用などでスマートフォンのバッテリーは想像以上に減ります。モバイルバッテリーは必須ですが、10000mAh以上の大容量タイプを選びましょう。
また、宿泊施設によってはコンセントが遠かったり数が少なかったりという問題はよくあります。電源タップやUSB充電器の複数ポートがあれば、スマートフォン・モバイルバッテリー・ワイヤレスイヤホンなどを同時に充電できて便利。「電源が足りなくて撮りたい写真が撮れなかった!」を防ぐためにも、電源まわりの準備は念入りにしましょう。
観光にお金を使いすぎないようにする
遠征先で、つい観光やグルメに散財してしまいがちですが、帰宅後に「推しグッズをもっと買えたのに……」と後悔する人も多い傾向です。ライブ遠征の目的は、あくまで推し活。必要以上に観光費をかけないよう、使える金額をあらかじめ決めておくと安心です。
食事は節約しつつ、手抜きはしない
遠征費をおさえるためにコンビニの食事で済ませるのも一案ですが、疲れた体には温かいご飯があると嬉しいものです。宿泊先に電子レンジや簡易キッチンがあればスーパーでお惣菜を買って温めることもでき、簡単な自炊も可能。特に連泊や長期間の遠征の場合、外食やコンビニ食で済ませる日が続くと体調不良になることもあります。元気に遠征を楽しむためにも、食事には十分気をつけましょう。
連泊or長期遠征なら、洗濯ネットを持参する
連泊する場合、洗濯機がある施設を選ぶのは必須条件です。その際、意外に見落としがちなのが、デリケートな推しTやタオルを洗う際に必要な洗濯ネット。ホテルのコインランドリーは「ドライ」や「おしゃれ着」モードがない洗濯機が多いため、大切な推しTやタオルを守ってくれます。
長期遠征・推し活拠点に!マンスリーマンションをチェックしよう
長期で遠征する人や、連続して複数の公演に参戦する人にとってホテル暮らしだと滞在費がかさむもの。そのような場合は、マンスリーマンションの選択肢も検討してみましょう。一見費用は高く感じますが、ホテルと比べてトータルコストは節約できます。
参考記事:マンスリーマンションとは?選ばれる理由や借りる際の注意点を解説!
マンスリーマンションの最大の魅力は、生活に必要な家具・家電がすべて揃っていること。冷蔵庫・電子レンジ・調理器具まで完備されているので、自炊により食費を大幅に削減できます。洗濯機やハンガーもあるため、好きなタイミングで洗濯できるのも魅力。コインランドリー代も不要です。賃貸物件と同じなのでプライベート空間が確保されており、広めの部屋を借りれば友人とシェアすることも可能。遠征スタイルに合わせて、ホテル以外の選択肢も検討してみてくださいね!

