2019/07/23
東京のマンスリーマンションで2人暮らし!基本情報や注意点まとめ
主に月単位の短期間の居住を目的として利用されるマンスリーマンションですが、そのほとんどが単身者用として作られています。
出張中の会社員や新生活を迎える大学生や新社会人など、単身者が利用することが多いように思われますが、最近は2人で居住するケースも増えてきています。
ここでは、東京のマンスリーマンション事情について解説します。
Contents
1.マンスリーマンションとは
マンスリーマンションは1ヶ月や2ヶ月など、月単位の短期間滞在を目的として利用されています。
東京のマンスリーマンションは地方から短期間の出張に来た会社員や、新社会人や大学生がひとり暮らしを始める前の一時的住居、自宅の建て替えの際の一時的な住まい、結婚前の一時的な2人暮らしなど、さまざまなニーズに対応しています。
マンスリーマンションの契約は通常1ヶ月ごとに行われますが、必ずしも月単位に縛られるものではありません。40日や70日など滞在日数を自由に決めることができ、その際は1日単位での利用料金を支払うこととなります。
さらに、マンスリーマンションの最長契約期間は1年未満であることから、1年以上居住するのであれば再契約を結ぶ必要があります。
1-1.メリット・デメリット
マンスリーマンションは敷金や礼金、仲介手数料などがないため初期費用がほとんどかからないメリットがある反面、通常の賃貸物件よりも毎月の賃貸料は高めに設定されている傾向にあります。
しかしあらかじめ生活に必要な家具や家電が備え付けられているケースが多く、総合的に見れば費用を減らせるメリットがあるといえるでしょう。
1人暮らしはもちろん、2人暮らしの場合でも十分生活できる用具があらかじめ揃っているため安心できます。
<メリット>
- ・賃貸契約に比べて初期費用が安い
- ・家具や家電が備え付けられているケースが多い
- ・電気やガス、水道の契約が不要
- ・Wifiが完備されている物件が多い
- ・賃貸契約に比べて入居審査が早い
<デメリット>
- ・家賃が通常の賃貸契約より高い
- ・近隣住民との交流が少ない
- ・インテリアをアレンジできない
- ・内見できない場合が多い
- ・中途解約の違約金が高い
1-2.賃貸物件との違い
短期滞在の場合は、賃貸物件よりもマンスリーマンションの方がお得だといえるでしょう。
通常、賃貸借契約をするのであれば、敷金や礼金といった初期費用がかかります。
また火災保険などの契約を結ぶ必要があり、不動産会社に仲介手数料を支払うことも考えると、賃貸物件はマンスリーマンションに比べて多くの初期費用を用意する必要があります。
また、マンスリーマンションでは家具や家電を自分で用意する必要がなく、購入の費用や手間を省くことができます。
マンスリーマンション | 賃貸物件 | |
---|---|---|
敷金・礼金 | なし | あり |
保険料 | なし | あり |
仲介手数料 | なし | あり |
家賃 | やや高い | 物件に応じる |
水道光熱費 | 固定 | 利用分 |
家具や家電 | 用意されている | 自分で用意する |
2.マンスリーマンションでの2人暮らしの注意点
単身者の利用が多いマンスリーマンションですが、家族や友人同士、カップルなど2人での利用が可能な物件もたくさん存在します。
マンスリーマンションを2人で利用する例としては以下のようなケースがあります。
- ・お試し同棲がしたいカップル
- ・新築の完成を待っている夫婦
- ・建て替え工事中の仮住まいが欲しい家族
- ・新入社員研修で2人1組になった若手社員
- ・海外から来た友人と一時的にルームシェアを楽しみたい人
ここでは、マンスリーマンションに2人で住むにあたって注意すべき点をお伝えします。
2-1.費用
<光熱費・水道代>
マンスリーマンションにおける電気やガスなどの光熱費や水道代は、1日あたりの費用としてあらかじめ設定されていることがほとんどです。
東京における水道光熱費の相場は700〜800円ほどですが、2人で利用する場合は追加料金が発生します。
平均すると300円ほどの追加料金がかかることが多いです。
具体的な費用は業者ごとに異なるため、事前に確認するとよいでしょう。
<追加費用>
光熱費や水道代とは別に、同居人を追加するごとに別途費用が発生するケースがあります。清掃費用や退去費用が発生する物件もあるため注意しましょう。
万が一、2人で住んでいることを申告せず1人分の料金で利用していた場合は契約違反となってしまいます。
契約違反が判明すると、退去処分になる可能性もあるため、不正利用は避け適切な手続きを行いましょう。
2-2.家具・家電
通常のマンスリーマンションでは、家具・家電は1人分のみ用意されているところがほとんどです。
2人で利用する際、例えば寝具をもう1つ自分で用意する必要があります。
自分で持ち込むか、あるいは8000円ほどで寝具をレンタルしてくれる業者を利用することも可能です。
寝具に限らずさまざまな生活備品をレンタルできる業者もあるため、気軽に問い合わせてみるといいでしょう。
2-3.騒音
マンスリーマンションに2人で住む場合、単身者よりも騒音トラブルが発生しがちです。
しゃべり声や足音などの騒音は極力抑えるようにしましょう。
また友人を自宅に招く場合は、追加料金の発生がなく事前の申請も不要ですが、騒音などに注意してマナーを守って楽しむようにしてください。
2-4.友人や家族などの宿泊
マンスリーマンションに友人や家族を宿泊させなければならない機会があるかもしれませんが、無断で宿泊させることは避けるようにしましょう。
マンスリーマンションの利用料金は基本的に1日単位で計算されており、宿泊者が増えるごとに料金も追加されるのが一般的です。
事前の許可を得ることなく自分以外の人を宿泊させることは契約違反となり、違約金などのペナルティが発生する可能性があります。
最悪の場合、強制退去となる場合もあるため、くれぐれも無断で他者を宿泊させないようにしましょう。
万が一自分以外の人を宿泊させる場合は、必ず事前に業者の確認を取ることをおすすめします。
3.東京のマンスリーマンション事情
東京では、2020年の夏にオリンピック・パラリンピックが開催される予定です。
オリンピックの観戦に東京へ訪れる外国人観光客の数は数十万人になると言われています。
さらに日本人観光客も東京に押し寄せることになるため、ホテルの価格は高騰し、予約は取りづらくなるでしょう。
マンスリーマンションの需要も増すことが予想されるため、東京で借りることを予定されている方は早めに物件を確保することをおすすめします。
東京のマンスリーマンションの賃料は、月あたり15万円ほどが相場です。
3-1.東京での物件のエリア選び
東京でマンスリーマンションを探す際、地理感覚のない地方在住者は、渋谷や新宿、池袋などの大きな都市やその近くのエリアの物件を安易に選びがちです。
頻繁に訪れることのある都市の近くであれば、アクセスがよく何かと都合がいいでしょう。
しかし東京都心部にあるマンスリーマンションの賃料はとても高く、予算内の物件を見つけることは簡単ではありません。
大きな都市やその周辺の駅だけでなく、少し足を伸ばして探してみると条件のいい物件は予想以上に多く存在します。
東京は地下鉄やバスなどの交通網が整備されているため、多少都心から離れていてもアクセスしやすい場所はいくらでもあります。
まとめ
仕事や観光だけでなく、一時的な滞在場所の確保など様々な理由で東京に短期滞在する方はたくさんいます。もちろん2人で滞在される方も多いでしょう。
短期滞在方の多くの方は設備が整った場所で快適に過ごしたい欲求がある一方で、一定レベルのホテルでの滞在は費用もかかることから敬遠しがちです。
その点マンスリーマンションは短期滞在者のニーズを汲み取った物件として、都内を始め様々な地域で数が増えています。
当サイトでも2人で住めるマンスリーマンションを複数紹介しているため、短期滞在の際はご利用されることをおすすめします。