2019/02/20
マンスリーマンションの光熱費|料金システムとお得に利用する方法
マンスリーマンションは、一般賃貸物件と比べて安い費用で滞在できることに加え、キッチン設備や収納家具などが最初から揃っているため、契約後はすぐに生活できることが魅力です。
その他、マンスリーマンションの契約は一般賃貸物件と異なる点がたくさんありますが、中でも「光熱費」について気になるという方も多くいるのではないでしょうか。
そこで今回は、マンスリーマンションの光熱費の料金システムや、お得に利用する方法についてご紹介します。マンスリーマンションの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
1.マンスリーマンションの光熱費|基本的な料金システムと支払い方法について
マンスリーマンションの水道光熱費は、1日あたりの固定費があらかじめ設定されており、滞在日数に応じて最終的に支払う料金が決定する仕組みとなっています。多くの場合、1日あたりの水道光熱費は800円前後の一定料金となっています。
なお、マンスリーマンションの水道光熱費は、運営会社が想定している電気、ガス、水道の使用量に基づいて計算された料金です。利用期間中に電気やガス、水道の利用を控えて節約しても、支払う水道光熱費の固定料金が下がることはないため、注意が必要です。
マンスリーマンションの水道光熱費の支払い方法は、「一括前払い制」が基本です。入居前の時点で、契約日数に応じた水道光熱費を含む利用料金を先に支払う形となります。
対応している決済方法は運営会社によって異なりますが、多くのマンスリーマンションではコンビニ決済、クレジットカード決済、銀行振り込み、現金払いの4つのいずれかを選択することが可能です。
2.マンスリーマンションの規定光熱費に追加で支払いが発生するケースとは?
マンスリーマンションで水道光熱費別の物件はほとんど存在せず、入居前に支払う契約手数料の中に利用日数分の水道光熱費が含まれています。
しかし、場合により規定光熱費に追加で手数料の支払いが発生する可能性があるため、注意が必要です。
水道光熱費の追加料金が発生する主なケースには、以下の2つがあります。
2-1.①上限金額を超えて使用した場合
水道光熱費が固定費以外に別途請求される1つ目のケースは、上限金額を超えて電気・ガス・水道を使用した場合です。
マンスリーマンションの水道光熱費は、管理会社が想定した使用量に基づいて上限金額が設定されています。この量を上回って使用した分の光熱費については、追加請求が発生する仕組みとなっています。
特に、夏場や冬場はエアコンの使用量が増えるため、電気代が規定量を超えないよう温度設定に注意しましょう。
冬場はお風呂を溜めて沸かす頻度が増えるほど、水道とガスの利用料も上がります。1日あたりの水道光熱費の利用料が通常料金よりも高い場合、追加の支払いが必要です。
規定量を超えた場合の差額分の支払い方法は運営会社によって異なります。使用月ごとに請求されるか、契約期間終了後の一括請求が一般的です。
2-2.②複数人が同居する予定の場合
マンスリーマンションの入居者が2人以上の場合は、人数が増えた分だけ追加料金がかかることが一般的です。
しかし、人数が1人から2人になった場合に水道光熱費も2倍になることはなく、およそ5割増しの追加料金となります。1人分の水道光熱費が1日800円であれば、2人で入居した場合の水道光熱費は400円上乗せされた1,200円程度が一般的な料金相場となります。
3名以上で入居する場合も同様に、1人増えるごとに一定額の水道光熱費が追加されます。ただし、入居者が増える場合の水道光熱費の追加料金は運営会社によって異なるため、詳細は契約を検討しているマンスリーマンションの貸主に確認しておきましょう。
なお、複数人で入居する際も、規定量を上回る水道光熱費の利用があった場合には追加料金が発生します。人数が多い分だけ上限額が増えるとは言え、電気・水道・ガスの使い過ぎにはきちんと注意しておきましょう。
3.光熱費よりも重要!マンスリーマンションをお得に利用するためには何を見るべき?
マンスリーマンションの家賃に含まれている費用は、水道光熱費だけではありません。寝具レンタル代やルームクリーニング代、各種生活用品のオプション代などが含まれていることが多いです。
なお、マンスリーマンションの賃料に初めから含まれている費用の中には、運営会社との交渉次第で節約できる項目もあります。
ここからは、マンスリーマンションをお得に利用するための方法について詳しくご紹介します。
3-1.寝具レンタル代
最近では衛生面が気になることから、寝具を別途レンタルする利用者も増えています。そして、布団やマット・シーツ類をレンタルする場合は、寝具レンタル代を支払わなければなりません。
しかし、マンスリーマンションの利用料には、寝具レンタル代が含まれている場合があります。寝具レンタル代が利用料に含まれている場合は、通常であれば発生してしまう寝具レンタル代を節約することが可能です。
寝具レンタル代の扱いは不動産会社によって異なるため、どのような料金体系になっているか事前にチェックしておくことをおすすめします。
また、布団やマット・シーツ類を持ち込んで利用したい場合は、予めマンスリーマンションの運営会社に問い合わせておきましょう。
3-2.ルームクリーニング代
ルームクリーニング代は、マンスリーマンションの退去時に次の入居者が入るための部屋の清掃代です。
一般的なマンスリーマンションの賃料の中には、ルームクリーニング代があらかじめ含まれています。そのため、普通に部屋を利用して発生する程度の汚れなら、追加の費用が掛かることはありません。
しかし、部屋の設備を壊してしまったり、回復が難しい程の著しい汚損がある場合には、別途料金がかかる場合があります。
特に壁や床の汚れなどは放置しておくと消えにくくなるため、清掃料金が上がってしまう可能性が非常に高いです。
マンスリーマンションの滞在期間中に部屋の壁や設備を傷つけてしまった際には、貸主や運営会社になるべく早めに連絡しましょう。
3-3.生活用品のオプション代
マンスリーマンションには基本的な生活必需品が最初から備え付けられています。
しかし、運営会社によっては食器や調理器具、ビジネスホテルにあるようなアメニティグッズなどの細かいものに、別途オプション代を設定している場合もあるため注意が必要です。
レンタルできる備品の中で主なものとしては、食器類から調理器具、さらに掃除用品や洗濯用品などがあります。マンスリーマンションによっては、オーブントースターや空気清浄機、さらに自転車など、便利な品物を用意しているところもあるでしょう。
なお、オプション代の料金体系はマンスリーマンションによって異なります。
上の画像のように、オプション代をセット料金として支払うところもあれば、一つずつ日割り料金となっている場合もあるため、マンスリーマンションの契約時にしっかり確認しておきましょう。
また、最近ではインターネット回線の利用料金が賃料に含まれている物件と、別途追加費用が必要な物件の両方があります。
持ち込みのWi-Fiルーターを利用するために部屋に備え付けのインターネット環境を使用しない場合は、インターネット無料のマンスリーマンションよりも、別途追加費用が発生するマンスリーマンションを選ぶ方がお得な場合もあるため、しっかり料金を比較しておきましょう。
マンスリーマンションをよりお得に利用したいのであれば、光熱費の料金体系をしっかり理解しておくこと、さらに設備や備品などの料金を確認した上で、必要なものや不要なものがあれば、事前に問い合わせておくことが大切です。
まとめ
マンスリーマンションの水道光熱費は、入居期間に応じた固定料金の前払い制が一般的ですが、運営会社が規定する上限量を超えた場合は追加請求されることが多くなっています。
しかし水道光熱費に加え、その他の備品レンタル代やルームクリーニング代が料金プランに含まれているマンスリーマンションも存在しています。「なるべく料金を抑えてマンスリーマンションを利用したい」という方には特におすすめです。
細かい賃貸契約は運営会社によって異なるため、マンスリーマンションを利用する際は、水道光熱費はもちろん、備品レンタル代の料金体系についても事前にきちんと確認しておきましょう。