2024/11/26
家具付き賃貸とはどんな物件?メリット・デメリット・気をつけるべき点を徹底解説!
引っ越しを計画する中で、「家具付き賃貸」という言葉を目にする方も多いのではないでしょうか。家具付き賃貸とは生活に最低限必要な家具が備え付けられている物件であり、ライフスタイルや入居期間によっては選択肢の一つになります。
本記事では、家具付き賃貸の特徴や、物件選びの際に気をつけるべきポイントを詳しく解説しています。さらに、家具家電が標準装備であるマンスリーマンションとの違いもご紹介。お部屋探しの選択肢を広げる参考として、ぜひ参考にしてください。
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家具付き賃貸とは?
家具付き賃貸とは、その名の通り家具が備え付けられた賃貸物件のことを指します。一般的な賃貸物件は入居者自身で家具を用意する必要がありますが、家具付き賃貸は最低限の生活に必要な家具が揃っているのが特徴です。入居者は家具を新たに購入することなく、すぐに生活を始められます。
標準装備されているもの
家具付き賃貸に標準装備されている家具は物件によって異なります。物件によっては、「家具のみのプラン」「家電のみのプラン」「家具家電付きプラン」などさまざま。以下は一般的な家具付き賃貸に備わっている家具の一例です。
・ベッド
・ソファ
・テーブル
・イス
・照明
・本棚
・テレビボード
・収納用品
・ラグマット
・カーテン
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家具付き賃貸が向いている方
家具付き賃貸は、以下のような方におすすめです。
・単身赴任者や転勤の多いビジネスパーソン(転居の可能性が高い方も含め)
・一人暮らしをはじめる学生
・一人暮らし体験をしたい方
・家具の購入の費用と時間をおさえたい方
・引っ越しの手間を最小限にしたい方
・ミニマルライフを希望している方
・インテリアにこだわりがない方
・中古品に抵抗がない方
上記の方にとって、家具付き賃貸が魅力的な選択肢の一つとなるでしょう。
家具付き賃貸とマンスリーマンションって違うの?
家具付き賃貸に関して調べていると、「マンスリーマンションとの違いは何?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。以下で違いをまとめたので参考にしてください。
家具付き賃貸とマンスリーマンションは一見似ているものの、契約期間・費用面・設備の充実度を含めて多くの点で異なります。ご自身に必要な設備や費用を考慮して選びましょう。
家具付き賃貸を借りるメリット
家具付き賃貸には「費用」「時間」「精神的な負担」の側面から、一般的な賃貸物件にはないメリットがあります。以下で詳しく解説していきましょう。
一般的な賃貸物件と比べて費用を抑えられる
家具付き賃貸では、家具の購入費用を大幅に節約できます。一般的な賃貸物件では自分で家具を購入する必要があり、ベッド・イス・テーブルだけでも約10万円前後かかるもの。しかし、家具付き賃貸ならその費用はかかりません。今後引っ越しする予定の場合、家具がないためその分の引っ越し費用もおさえられます。
入居後すぐに生活をはじめられる
必要な家具がすでに整っている家具付き賃貸は、荷物を運び入れるだけで引っ越し作業が終わります。急な転勤や入居時期が限られている場合でも、スムーズに生活をはじめられるのです。さらに、家電も付いたプランなら設置時間も不要。ライフラインの契約さえ済ませば、すぐに新生活をスタートできます。
引っ越しの手間とストレスを軽減できる
引っ越しは、大きなストレスとなる作業です。特に大型家具の運搬は破損のリスクを伴い、設置の指示に労力がかかるもの。家具がある分、引っ越し費用もかかります。
しかし、家具付き賃貸であれば破損のリスクはなく、引っ越し業者への依頼時間も短縮可能であり、費用の削減にもつながります。退去時も同様、家具の運び出しや処分の手間がないため転居に伴うストレスを大幅に軽減できます。
家具付き賃貸を借りるデメリット
家具付き賃貸にはメリットだけでなく、デメリットが4点あります。家具付き賃貸を検討する際は、これらのデメリットを理解した上で自分のライフスタイルに適しているかを見極めることが大切です。
一般的な賃貸物件と比べて家賃は割高な傾向である
家具付き賃貸の家賃は家具のレンタル料金が家賃に上乗せされているため、同じ広さ・立地・条件の一般的な賃貸物件と比べて月1〜2万円ほど高い傾向です。
さらに、敷金や礼金などの初期費用は一般的な賃貸と変わらないケースが多々あります。つまり、長期間の居住を予定している場合、この差額は大きな負担になる可能性も。入居期間とトータルコストを考慮する必要があります。
家具のデザインや機能が選べない
家具付き賃貸にある家具は、デザインや機能が選べません。ベッドのサイズや硬さ、家具のカラーやデザインなど、暮らしの質に直結する要素は自分の好みに合わせてカスタマイズできないのです。インテリアにこだわりがある方や、特定の機能を重視する方にとっては大きなデメリットとなる可能性があります。
部屋のレイアウトを変えにくい
家具付き賃貸の家具は備え付けられていることが多く、部屋のレイアウトを自由に変更できません。特に大型の家具は重量があり、床や壁に傷をつけるリスクがあるため勝手に移動することは避けるべきとされています。好きな空間づくりをしたい人、ライフスタイルに合わせてレイアウトを変えたい人は、家具付き賃貸はあまり向いていないかもしれません。
家具付き賃貸を借りる際に気をつけるべきこと
家具付き賃貸を契約する際には、一般的な賃貸物件以上に気をつけるべきポイントが4点あります。ここからは、契約前に必ず確認するポイントを具体的に解説していきましょう。
家具の状態を把握する
契約前の内覧時には、すべての備え付け家具の状態を細かくチェックすることが重要です。できれば傷や汚れ、動作不良などの現状を写真で記録しておくとよいでしょう。また、不具合がある場合は契約前に貸主との間で認識を共有しておくのも肝心です。入居後に家具の不具合が見つかった場合、入居前の状態と比較できるためトラブル防止につながります。
破損・故障時の費用や対応を契約書で確認する
家具の破損や故障が発生した際、対応方法や費用負担について契約書で明確に定められているか確認しましょう。一般的に、入居者の不注意による破損は入居者負担であり、経年劣化による故障は貸主負担です。
そのため、故障時の対応方法や時間などを事前に把握しておけば、前述した入居前の記録と合わせてトラブルを未然に防げます。さらに、修理や交換が必要になった際の連絡先・対応までの期間・代替品の有無なども事前に確認しておけば安心です。
ライフスタイルに適した物件か検討する
家具付き賃貸を選ぶ際は、自分のライフスタイルに適した物件かどうかを十分に検討しなければいけません。例えば、在宅勤務が多い方は作業に適したイスやデスクであるか、料理が趣味の場合は食器棚の有無などをチェックしましょう。
また、収納スペースの容量も重要なポイントです。備え付け家具の配置を考慮した上で、自分の持ち物が十分に収まるかも把握しましょう。設備が過不足なく、快適な生活を送れる物件かどうか、ライフスタイルに照らし合わせて慎重に検討してください。
必要のない家具は勝手に撤去できないと心得る
家具付き賃貸の家具は、たとえ使用予定がなくても勝手に撤去や処分はできません。これらは物件に付随する重要な設備として契約に含まれているからです。
無断で処分すると原状回復義務違反となり、トラブルに発展する可能性があります。どうしても不要な設備がある場合は、必ず管理会社や貸主に相談して承諾を得なければいけません。
入居期間が2年以内なら家具付き賃貸の検討を
以上のことから、入居期間が2年以内の場合は家具付き賃貸がおすすめです。費用面では家具の費用を削減でき、初期費用をおさえられます。
さらに、時間や精神的な負担の側面では、家具の選定・設置・転居時の処分など多くの手間とストレスから開放されます。家具付き賃貸なら、入居後すぐに生活を始められるため、時間と手間を大幅に節約できるのです。
ただし、入居期間が2年以上になる場合は、一般的な賃貸物件の方が経済的です。家具への初期投資は必要ですが、月々の家賃をおさえられ、家具付き賃貸よりもトータルコストはお得に。好みの家具を選べる自由度の高さも、長期居住では大きなメリットとなります。
入居期間が半年〜1年以内なら、マンスリーマンションがおすすめ!
入居期間が半年から1年程度の場合は、家具付き賃貸よりもマンスリーマンションがおすすめです。マンスリーマンションは、敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用が不要。月々の家賃に光熱費や管理費が含まれているケースが多く、ライフラインの面倒な手続きも必要ありません。
また、マンスリーマンションは家具の種類も充実しているのはもちろん、家電や食器、調理器具など生活必需品も完備。スーツケース一つで入居できる手軽さが魅力です。
さらに最低1ヶ月からの契約なので、柔軟な入居期間の設定が可能。予定変更になった場合でも、長期的な契約にしばられることなく、スムーズに退去できるのは大きなメリットといえるでしょう。
アットインのこだわり設備
アットインでは、生活に必要な家具家電はもちろん、かゆいところに手が届くような物まで完備しています。また、オプション設備も幅広いため、お客さまのライフスタイルをサポートするアイテムも。以下は設備の一例です。
入居期間が半年~1年以内であれば、マンスリーマンションをご検討してはいかがでしょうか。