2026/03/03

アパートをマンスリーで借りる方法は?アパートとマンスリーマンションの違いを徹底解説!

アパートをマンスリーで借りる方法は?アパートとマンスリーマンションの違いを徹底解説!

「アパートをマンスリーで(月単位)借りられないかな?」。転勤や出張、リフォーム中の仮住まいや長期間の旅行の拠点など、短期間だけ住まいが必要になったとき、こう考える方は少なくありません。しかし実は、月単位で契約できるアパートはごくわずか。仮に借りられたとしても、初期費用に加えて家具家電の購入費やライフライン契約の手間がかかります。そこで選択肢になるのが、マンスリーマンションです。

本記事では、アパートの短期契約とマンスリーマンションの費用と特徴を徹底比較。短期滞在をより合理的に選ぶための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

アパートをマンスリー(月単位)で借りることはできる?

結論から述べると、アパートの短期賃貸は存在するものの、物件数は非常に限られているのが実情です。通常、一般的な賃貸物件の契約は2年が基本です。管理会社や大家さんに交渉すれば短期で借りられるケースもありますが、空室リスクを嫌う大家さんは多いもの。積極的に応じてもらえることはほとんどありません。そもそも短期可の物件自体が非常に少なく、希望のエリアや条件で見つけるのは困難なのです。

仮に短期で借りられたとしても、条件面のハードルは決して低くありません。初期費用は支払う必要があり、家賃は高めに設定されます。契約も一般的な賃貸物件同様、保証人や保証会社の審査基準をクリアしなければいけません。

さらに、家具家電も購入しなければならず、初期費用がどんどん膨れ上がってしまいます。数カ月の生活のための出費としては、非常にコストパフォーマンスが低い結果になる可能性があるのです。

こうした事情を踏まえると、1カ月〜1年未満の短期滞在には、初期費用をおさえてすぐに生活を始められるマンスリーマンションが現実的な選択肢といえるでしょう。

アパートの短期賃貸とマンスリーマンションの違い

では実際に、アパートの短期賃貸とマンスリーマンションではどのくらい費用や条件が異なるのでしょうか。以下の表で主要な項目を比較してみましょう。以下は同じエリアで、徒歩10分、1Kの物件を想定した一例です。

アパート(短期賃貸)

マンスリーマンション

初期費用

400,000円
敷金:160,000円
礼金:160,000円
(各家賃2カ月分)
仲介手数料:80,000円

不要

家賃相場

80,000円

174,000円(5,800✕30日)

光熱費・ネット回線

20,000円
光熱費:15,000円
ネット:5,000円

18,000円
光熱費:600✕30日
ネット:賃料に含まれる

住宅保険

20,000円(契約時のみ)

830円

契約期間

2年契約

1カ月以上〜自由に決められる

家具家電

自分で準備

設置済み

ライフライン

水道・ガス・電気を自分で契約しなければならない

開通手続き不要

入居審査

年収、雇用形態、人柄で判断

身分証明証の提示

保証人

必要

不要

上記の表によると、大きな差が出るのは初期費用です。アパートは敷金・礼金・仲介手数料だけで約40万円かかるのに対し、マンスリーマンションはこれらがすべて不要。家具家電の購入費やライフラインの開通手続きも必要ありません。

月額賃料だけを見るとマンスリーマンションのほうが高く感じられるかもしれません。しかし、初期費用や解約リスクまで含めたトータルコストで考えると、1カ月〜1年未満の滞在ではマンスリーマンションが合理的になるケースが多いといえます。

参考記事:マンスリーマンションとは?選ばれる理由や借りる際の注意点を解説!


参考記事:マンスリーマンションのデメリット・メリットとは?注意点や借りる際のポイントも解説!

アパートよりマンスリーマンションが向いているケース

ここからは、具体的にどのようなケースにマンスリーマンションが向いているのかを紹介しましょう。

転勤・出張など期間が決まっている滞在

期間が決まっている転勤や出張には、マンスリーマンションが確実に適しています。アパートの場合は2年契約の途中で退去すると違約金が発生するリスクがあります。しかし、マンスリーマンションなら30日以上であれば自分で退去日を設定できるのです。家具家電も備え付けなので購入・処分の手間がなく、赴任先での生活をすぐに始められます。

リフォームや建て替え中の一時的な仮住まい

リフォームは数週間〜数ヵ月、建て替えは5〜8カ月ほどの工期が一般的です。いずれも終了時期が前後しやすく、契約期間が固定されるアパートでは「工事が延びて退去日が間に合わない」「工事が早く終わったのに家賃を払い続ける」といったミスマッチが起こりがち。

しかし、マンスリーマンションなら工期に合わせて柔軟に滞在期間を設定でき、延長にも対応しやすいため仮住まいとして適しています。

参考記事:建て替えの仮住まいはどこにすべき?選択肢・費用の目安・注意点を解説

参考記事:リフォーム中の「仮住まい」どうするべき?仮住まいの探し方や費用、必要なケースを解説

受験や研修などの短期滞在

受験では、試験会場の近くに滞在すれば移動の負担や天候・交通トラブルのリスクを減らせて、当日にベストコンディションで臨めます。また、数週間〜数カ月に及ぶ研修の滞在先としても、マンスリーマンションは適しています。

この場合、選択肢に入るのはホテルを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。ホテルだと、食事は外食やコンビニ中心になりがち。洗濯もコインランドリーに頼ることになります。しかし、マンスリーマンションならキッチンで自炊ができるため栄養バランスを整えやすく、自分のペースで洗濯も可能。普段の生活リズムを崩さずに過ごせる環境が整っているのは、マンスリーマンションならではの利点なのです。

参考記事:受験の宿泊先はどこがいい?安心&快適な宿泊先を選ぶポイントを解説

長期旅行の主な拠点

長期旅行の拠点としても、マンスリーマンションは便利です。ホテル暮らしとは異なり、自炊や洗濯など普段の生活に近い暮らしができるため、旅の出費をおさえながら「暮らすように旅する」滞在ができます。Wi-Fiも開通済みなので、旅先でリモートワークを挟みたい方にも魅力的。アパートを短期で借りる場合と違い、ライフラインの契約や家具の準備が不要な点も、旅行者にはうれしいポイントでしょう。

お試し一人暮らしや二拠点生活の拠点づくり

「いきなりアパートで2年契約を結ぶのは不安」という方にも、マンスリーマンションは適しています。まずは1〜3カ月ほど住んでみて、街の雰囲気や通勤・通学の利便性を確かめたうえで本格的な部屋探しに移れるからです。もし「この街は合わないかも」と感じても、短期間で退去して別のエリアを試せる身軽さがあります。

このような手軽さは、二拠点生活の拠点づくりにも向いています。Web契約で手続きが完結し、家具家電やライフラインの準備も不要なので、「まずは拠点を持ってみる」という第一歩を低コストで踏み出せます。

参考記事:一人暮らしを体験するならマンスリーマンションがおすすめ!

アパートにはない、マンスリーマンションならではの特徴

アットイン京都河原町8のリビング

マンスリーマンションは、「短期滞在」を前提に設計された住まいです。そのため、長期契約を前提とするアパートとは仕組みそのものが異なります。ここからは、アパートにはない主な特徴を整理しましょう。

敷金・礼金・仲介手数料が不要である

マンスリーマンションは敷金・礼金・仲介手数料がすべて不要です。アパートの場合、これらの初期費用だけで家賃の4〜5カ月分、金額にして数十万円の出費になります。しかし、マンスリーマンションならこの負担が丸ごとなくなるため、浮いた分を滞在中の生活費に充てられます。

また、アパートでは2年契約の途中で解約すると違約金が発生する場合がありますが、マンスリーマンションは契約期間に応じた料金体系です。条件次第では、契約期間内に解約しても違約金の額はアパートの違約金ほどではありません。

家具家電が完備されている

マンスリーマンションは生活に必要な家具家電が備え付けられています。そのためカバン一つで入居し、すぐに新生活を始められる手軽さが魅力。費用だけでなく、「数カ月のために家具をそろえる」という非効率を避けられるのです。また、退去時は家具の処分費や引っ越し費用もかかりません。こうした負担がないのは、マンスリーマンションの強みです。

ライフライン、インターネットがすぐに使用できる

アパートを借りる場合、電気・ガス・水道の開通手続きやインターネット回線の契約・工事を自分でする必要があり、入居から実際に使えるようになるまで数日〜数週間かかることもあります。また、ガスやインターネット工事の場合は立会いは必須。しかし、マンスリーマンションなら、これらはすべて入居初日から利用可能。費用も賃料に含まれていることがほとんどなので、個別に契約・支払いをする手間もかかりません。

利用期間を柔軟に決められる

アパートは2年契約が基本のため、数カ月だけ住みたい場合でも長期の契約を結ばなければなりません。しかし、マンスリーマンションなら30日以上であれば入居日と退去日を自分で設定できます。滞在を延長したくなった場合も、空室があればそのまま契約を延ばせるため、予定の変更にも柔軟に対応できます。

審査が簡易的ですぐに入居できる

アパートの賃貸契約では、収入証明や保証人の準備が求められ、審査に数日〜数週間かかるのが一般的です。一方で、マンスリーマンションは身分証明書の提示だけで審査が完了するため、急な転居にもスピーディーに対応できます。まるでホテルを予約するような感覚で住まいを手に入れられる点も、マンスリーマンションの利点といえます。

マンスリーマンションを利用する前に知っておきたいこと

マンスリーマンションは短期滞在に特化した便利な住まいですが、利用期間や目的によっては注意すべき点もあります。以下3点を把握したうえで検討しましょう。

1年以上の滞在だと割高になる

マンスリーマンションは家具家電やライフラインの費用が賃料に含まれているぶん、月々の家賃はアパートより高めに設定されています。1カ月〜1年未満の滞在であれば初期費用の差でトータルコストはおさえられますが、1年を超えると月々の家賃が重なってアパートを借りたほうが安くなる可能性があります。滞在期間が長期になりそうな場合は、事前にトータルコストを比較して契約する物件を吟味しましょう。

事前に内見できない場合がある

マンスリーマンションは短期契約を前提としており、前の入居者がまだ住んでいる場合は内見ができません。しかし、近年は写真や360度ビュー、Web内覧に対応している物件が増えており、遠方からでも部屋の雰囲気を確認できます。どうしても現物を内覧したい場合は管理会社に問い合わせましょう。似たようなタイプの空室を案内してもらえるかもしれません。

自分好みの部屋にできない

マンスリーマンションは家具家電が備え付けられているため、インテリアを自分好みに変えることは基本的にできません。私物の持ち込みは可能ですが、備え付けられているものは処分できないので部屋が手狭になってしまうことも。退去時には持ち込んだものを持ち帰る手間も発生します。とはいえ、短期滞在と割り切れば「自分で揃えなくていい」というメリットの裏返しでもあります。インテリアにこだわりたい方は、内装の雰囲気をWeb内覧で事前に確認しておくとよいでしょう。

参考記事:マンスリーマンションとは?選ばれる理由や借りる際の注意点を解説!

参考記事:マンスリーマンションのデメリット・メリットとは?注意点や借りる際のポイントも解説!

アパート感覚で短期滞在するならマンスリーマンションを選ぼう

アパートを短期で借りようとすると、物件数の少なさ、高額な初期費用、審査のハードルなど、さまざまな壁に直面します。一方マンスリーマンションなら、敷金・礼金・仲介手数料が不要で、家具家電やライフラインも初日から揃った状態で新生活をスタートできます。月々の賃料はアパートより高めですが、トータルコストで見れば1カ月〜1年未満の滞在ならマンスリーマンションのほうがお得になる傾向があります。転勤・出張・仮住まい・受験など、短期間だけ住まいが必要なときは、マンスリーマンションをぜひご検討くださいね。

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