2024/02/09
マンスリーマンションは半年でも契約できる?半年借りた場合の費用相場や賃貸との比較について解説
ビジネスやプライベートで半年間だけの住まいを確保したい場合、賃貸マンションかマンスリーマンションどっちがいいの?と悩まれている方が多いのではないでしょうか。
実は、半年間住むならマンスリーマンションの方が費用や手間を考えると圧倒的にメリットを得られます。
本記事ではその理由を、費用や契約の観点から説明します。記事の最後には半年間だからこそのおすすめ理由、注意点も解説。半年だけの住まいを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
マンスリーマンションは最低契約期間が30日から契約可能
マンスリーマンションは1ヶ月以上の滞在を目的として契約できます。また「1ヶ月+5日」や「6ヶ月+2日」というように、30日以上であれば1日単位で必要な期間だけ契約できます。
契約形態は「一時使用貸借(定期借家契約)」といって、決められた契約期間が満了すれば終了する仕組みです。
賃貸マンションのように契約期間の縛りはなく、条件を満たせば延長できる場合もあります。立地や条件にもよりますが、半年間の住居として利用するなら賃貸マンションよりトータルコストが抑えられる傾向にあります。
一般的な賃貸物件は、半年契約できない?
賃貸マンションの契約期間は一般的に「2年」が多く、短期間の契約ができない場合があります。1年未満の契約だと、借地借家法第29条で「期間の定めがない建物の賃貸借」とみなされ、「賃貸を解約する場合は1ヶ月前に連絡する」などの解約に関する内容の決め事ができなくなるからです。
つまり、マンション管理会社や大家にとって半年契約するのは不利といえます。このような背景により、賃貸マンションは短期間の契約ができない場合が多いのです。
マンスリーマンション・賃貸マンションを半年間契約した場合の相場比較
マンスリーマンションと賃貸マンションのどちらにするか、費用面で気になる方もいるでしょう。
それぞれ半年間契約した場合の相場を表にしました。結論から述べると、1年未満であればトータルコストはマンスリーマンションの方が安い傾向です。しかし、1年以上だと賃料が負担になるため、賃貸マンションを選ぶ方がよいでしょう。
マンスリーマンション (契約から初月の費用) |
賃貸マンション (契約から初月の費用) |
|
賃料 |
174,000円 (5,800×30日) |
80,000円 |
光熱費・ネット回線 |
18,000円 (600円×30日) |
2,0000円 (光熱費15,000円、ネット5,000円) |
住宅保険 |
1,000円 |
20,000円 (契約時のみ) |
清掃費 |
25,000円 |
- |
敷金 |
- |
160,000円 (家賃2ヶ月分) |
礼金 |
- |
160,000円 (家賃2ヶ月分) |
仲介手数料 |
- |
80,000円 (家賃1ヶ月分) |
家具 |
- |
100,000円 |
家電 |
- |
200,000円 |
引越し費用 |
- |
300,000円 |
入居時の合計 |
218,000円 |
1,120,000円 |
マンスリーマンションと賃貸マンションは初期費用の内容が異なります。そのため、入居時にかかる費用は圧倒的にマンスリーマンションがリーズナブルです。
|
マンスリーマンション |
賃貸マンション |
約3ヶ月使用 |
602,000円 |
1,220,000円 |
約6ヶ月使用 |
1,183,000円 |
1,620,000円 |
約1年使用 |
2,341,000円 |
2,220,000円 |
上の図から、約1年利用する場合は、月々賃料に大きな差があるためマンスリーマンションの方が割高になりますが、半年間だと約43万円ほどマンスリーマンションがお得です。半年間の利用ならマンスリーマンションを選ぶ方がお得だといえます。
半年だけ住みたい場合、マンスリーマンションがオススメな理由
マンスリーマンションに半年間住む選択は、費用と作業時間を抑えられる点がメリットです。ここからは、マンスリーマンションがオススメな理由を5つの側面から解説します。
敷金・礼金・仲介手数料が不要である
マンスリーマンションは、賃貸マンション入居に必要な敷金・礼金・仲介手数料は不要です。一般的に月々の賃料は一括前払いですが、基本的に滞在日数分の賃料がかかるだけ。
一方、賃貸マンションは初期費用が必要であり、トータルすると家賃4〜6ヶ月分が一般的です。半年間住むためだけに約半年分の家賃を支払うのは、少し損した気持ちになる方もいるでしょう。敷金・礼金・仲介手数料がかからない点は、半年間利用者にとって最大のメリットです。
家具・家電が一式揃っている
マンスリーマンションは生活に必要な家具・家電が備え付けられており、契約後はすぐに住むことができます。入居時に一式揃える費用や手間がかからないのは、半年間だけ住む方にとって良心的です。
賃貸マンションだとすべて利用者が用意しなければならず、カーテンや家具の寸法を計測するなど作業の手間がかかるもの。その点マンスリーマンションなら、入居時の費用を安く済ませられて準備時間も削減できるのです。
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保証人が不要な場合が多く、契約が簡単である
マンスリーマンションは、一般的に保証人が不要です。個人契約なら保険証と顔写真付きの身分証明(免許書・パスポート・マイナンバーなど)を、法人契約なら会社謄本と顔写真付きの身分証明があれば簡単に契約できます。申し込みはWebや電話で受け付けているため、対面時間を確保する必要がありません。
ライフラインが完備され、手続きも不要である
マンスリーマンションは電気・ガス・水道が完備されており、ネット環境も整っている物件が増えています。賃貸マンションだとこれらの手続きはすべて利用者が行い、ガスの場合は立ち会いも必要です。しかし、マンスリーマンションは手続きや立ち会いも不要であり、入居時はすぐに使える状態。忙しくて時間がないビジネスパーソンからも喜ばれている理由の一つです。
引っ越しの手配や作業はしなくてよい
マンスリーマンションは着替えや身の回り品だけ用意すればすぐに生活できます。引っ越しの手配や作業は不要であり、入居前の時間を有意義に使えます。通常、引っ越し作業は滞在期間にかかわらず作業時間と負担がかかるもの。たった半年だけのために時間と労力をかけなくて済むのも、マンスリーマンションのメリットです。
半年間マンスリーマンションを利用する際の注意点
マンスリーマンションは半年間住むのにベストな選択ではありますが、注意点が4点あります。これらを理解した上で契約しましょう。
住民票は移せない
マンスリーマンションは一時的に滞在する建物「居所(きょしょ)」とみなされるため、住民票は移せません。現在住んでいる家や実家に置くことをオススメします。ただし、たとえ半年間であっても郵便の「転居届」は提出できます。転居先をマンスリーマンションの住所にすれば、荷物や郵送物の受け取りは可能です。
関連記事:マンスリーマンションに住民票は移動すべき?そのほかの住所変更は?
途中で解約すると返金されない場合がある
マンスリーマンションは、契約後のキャンセルや入居中に契約を短縮する場合は返金されない可能性があります。返金のルールは運営会社によって異なるため注意してください。中には、解約したい1ヶ月前に申告すれば返金してくれる会社もあります。万が一に備えて、契約書は必ず確認しましょう。
延長する場合は必ず申し出る
上記とは逆で、延長したい場合も注意しなくてはいけません。他の予約が入っていれば退去しなくてはいけないからです。もし半年以上利用する予定になるならば、延長の可能性がある旨を契約時に伝えておくと、再契約がスムーズにできる場合があります。
故意や過失の破損は自己負担がかかる
物件内にあるものは、すべて「借りもの」と認識するのが大前提です。たとえ半年間の利用であっても、わざと壊したりなくしたりすれば退去時に原状回復費を請求されるため注意しましょう。
マンスリーマンションを半年間利用する際の選ぶ基準
「たった半年間」ではありますが、自分のライフスタイルに適した物件選びは生活の質を左右します。ここからは、マンスリーマンションを半年間利用する際の基準を5点ご紹介しましょう。
必要な設備があるか確認する
一般的に、マンスリーマンションは生活に必要な家具・家電が一式揃っています。ただし、個人的な好みや必要な設備がない場合もあります。たとえば、「休日にゲームする際は、ゲーミングチェアでないとテンションが上がらない」「喉が弱いから加湿器が必要」など。
物件を選ぶ際は、ご自身に必要な設備があるか必ず確認しましょう。中にはオプションで用意されている設備もあるため検討材料にしてください。
立地や生活環境を把握する
たとえ半年間の利用であっても、物件の立地や周辺環境はライフスタイルに影響を与えます。物件選びの際は、サイトの地図やGoogle Mapsで周囲の雰囲気を必ず把握しましょう。
たとえば、夜勤の方は近くに幹線道路がある物件だと眠りの妨げになることもあります。また、駅から遠い物件だと通勤に負担がかかるでしょう。マンスリーマンション選びは内装に目が行きがちですが、ご自身のライフスタイルに適した環境選びも重要です。
女性の場合は、セキュリティの高さで選ぶ
女性がマンスリーマンションを利用するならセキュリティの充実度も重要です。マンスリーマンションは、オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホンなど、防犯対策をセールスポイントにしている物件も豊富にあります。外からの侵入を防ぐ仕様であれば、半年間安心して生活できるでしょう。
お得なプランがある物件も視野に入れる
物件選びの際は、お得なプランやキャンペーンがあるか確認しましょう。費用負担が軽くなるのはもちろん、少し価格の高い物件に住める可能性もあります。
プラン内容は、短期間向けの「おためしプラン」や長期間向けの「ロングセール」など、会社によって施策はさまざま。仮に、日額8,000円のプランが5,000円に割引かれていたら、半年間だとトータル54万円(3,000円×180日)もお得になります。物件選びの際は、運営会社のキャンペーンを必ずチェックしましょう。
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はじめての一人暮らしならサポート体制が手厚い会社を選ぶ
「はじめての一人暮らし」や「久しぶりの一人暮らし」の方がマンスリーマンションを選ぶなら、運営会社のサポート体制が大切です。たとえば、機能の条件を伝えるだけで物件選びを手伝ってくれたり、入居後の不安をサポートしてくれたりなど。入居前後に手厚いサポートがあることで、快適で安心な暮らしを手に入れられます。
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マンスリーマンションは賃貸マンションと比べて半年間トータルのコストを比較的おさえやすいです。また、作業や契約の手間が省けるのでお忙しい方にもオススメの選択です。特に半年間だけの利用なら、マンスリーマンションのメリットを最大限に得られます。マンスリーマンションを借りる目的やライフスタイルを基準にして選べば、安心して快適な暮らしができます。
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