2026/03/03
引っ越しで荷物を預けたいときはどうする?一時預かりサービスの種類・料金相場・選ぶポイントを解説

引っ越しのタイミングによっては、「新居にすぐ入れない」「荷物が入りきらない」などの理由で一時的に荷物を預ける場面が出てきます。とはいえ、どこに預ければよいのか、費用はいくらかかるのか分からず、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、引っ越し時に利用できる荷物の預かり方法の種類や費用相場、選ぶ際のポイントを分かりやすく解説します。さらに、意外に見落としがちな「荷物を預けている間、どこに住むのか」という問題にも触れています。引っ越しの段取りをスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてください。
Contents
引っ越しの荷物預かりが必要になるシーン

引っ越しでは、新居への入居タイミングや住まいの状況によって、荷物をすぐに運び込めないケースがあります。そのようなときに役立つのが「荷物預かりサービス」です。引っ越し業者のオプションやトランクルーム、宅配収納といった専門サービスでも対応しています。まずは、どのような場面で荷物の預かりが必要になるのか、代表的なケースを確認しましょう。
退去日と入居日がずれた場合
賃貸物件では、退去日と新居への入居日がぴったり一致するとは限りません。例えば、月末に退去しなければならないのに、新居の入居可能日が翌月の中旬になるケースは珍しくないのです。この空白期間中、荷物の置き場がなくなってしまいます。特に引っ越しの繁忙期にあたる3〜4月は契約のタイミングが合わせにくく、このようなズレが生じやすくなります。
建て替え・リフォームで自宅に住めない場合
自宅の建て替えや大規模リフォームの場合、工事期間中は一時的に別の住まいへ移る必要があります。しかし、仮住まい先のスペースには限りがあり、家具や家電をすべて持ち込めないことも。そのため、身の回り品だけを持ち出し、家具や家電を含めた残りの荷物は預かりサービスを利用するのが一般的です。
参考記事:建て替えの仮住まいはどこにすべき?選択肢・費用の目安・注意点を解説
参考記事:リフォーム中の「仮住まい」どうするべき?仮住まいの探し方や費用、必要なケースを解説
新居が決まっていない・荷物が新居に入りきらない場合
転勤や住み替えのスケジュール、家庭の事情によっては、新居が決まる前に退去しなければならない状況もあります。新居が未定のまま退去日を迎える場合、荷物だけでも先に預けておけば部屋探しに集中できます。
また、新居の収納スペースが以前より狭い場合は、入りきらない荷物の預け先が必要です。いずれのケースでも、預けられる期間や荷物の出し入れのしやすさを事前に確認しておかなければなりません。
引っ越し時に利用できる荷物の預かり方法と費用の相場
引っ越し時に利用できる荷物預かりサービスは、主に3種類あります。それぞれ対応できる荷物量や保管期間、費用の仕組みが異なるため、特徴を把握したうえでサービスを選びましょう。
引っ越し業者の一時預かりサービス

引っ越し業者の一時預かりサービスは、引っ越し作業と保管をまとめて依頼できる点がメリットです。荷物の搬出から保管、再搬入まで一括で任せられるため、手間を最小限におさえられます。一方で、保管中の荷物の出し入れは原則不可。また、空調管理されていない倉庫で保管されるケースもあるため、デリケートな品物の保管には不向きです。保管期間が長いと費用が高くなりやすく、繁忙期には対応できないケースもあるため事前確認は必須です。
トランクルーム(屋外・屋内)
トランクルームは、自分で荷物を搬入・搬出するタイプの収納サービスです。屋外型はコンテナ形式で、比較的お手頃の価格。屋内型は空調管理やセキュリティが整っており、衣類や書籍などの保管にも向いています。24時間出し入れできるのは魅力ですが、搬入・運搬は自力のため、荷物が多いと別途運搬費用がかかる点に注意しましょう。
宅配収納サービス
宅配収納サービスは、専用ボックスに荷物を詰めて配送業者に預けるサービスです。スマートフォンやパソコンから管理できるものも多く、手軽さが特徴。衣類や書類、小型家電など比較的小さい荷物の保管に向いています。ただし、指定の箱に入るサイズに限られるため、家具や家電などの大型荷物には対応していません。
3種類の費用相場
荷物預かりの費用は、サービスの種類や保管期間、荷物量によって大きく変わります。一般的な費用の目安は以下のとおりです。
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引っ越し業者の一時預かり |
トランクルーム |
宅配収納サービス |
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月々料金の利用 |
約15,000~25,000円 |
屋外型:約5,000〜13,000円 屋内型:約10,000〜30,000円 |
約300〜1,000円/箱 |
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初期費用 |
引っ越し料金に上乗せ |
事務手数料・保証金などあり |
なし |
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向いている荷物の量 |
家財一式(大型含む) |
家財一式(大型含む) |
ダンボール数箱程度 |
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保管期間の目安 |
数日〜1カ月程度 |
数週間〜数カ月以上 |
数週間〜数カ月以上 |
|
荷物の出し入れ |
原則不可 |
自由(24時間対応もある) |
配送依頼で翌日以降 |
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保管環境 |
業者による (空調なしの場合もある) |
屋内型は空調・セキュリティ完備 |
空調管理された倉庫が多い |
実際の料金は地域や荷物量によって変動するため、複数社の見積もりを比較することをおすすめします。
引っ越し荷物の預かりサービスを利用する際の確認ポイント
荷物預かりサービスは便利である一方、料金体系や保管条件を十分に確認せずに契約すると想定外の費用やトラブルにつながる可能性があります。利用前に以下4点のポイントをおさえておきましょう。
保管期間別の料金目安

荷物預かりの料金は、保管期間によって変わります。数日〜1週間程度の短期保管であれば引っ越し業者の一時預かりが割安な場合もあります。しかし、1カ月以上だと月額制のトランクルームの方が費用をおさえられるケースもあります。
特に注意すべきは、当初の予定より保管期間が延びた場合の追加料金です。例えば、建て替えやリフォームでは工期が延長されることも珍しくありません。契約前に「延長した場合の料金はいくらか」「最低契約期間はあるか」を確認しておくと、予定変更時にも慌てずに済みます。
荷物量・サイズによる費用の差額
費用は荷物の量やサイズによっても変動します。大型家具や家電が多い場合は保管スペースが広く必要になり、その分料金が高くなります。逆に、衣類や段ボール中心であれば比較的費用をおさえられることも。そのため、見積もり時には荷物量を正確に伝えることが大切です。さらに預けたい荷物をリストアップしておくと過不足なく、自分に適したプランを選べます。
保管環境

荷物を安全に保管するためには、保管環境の確認も欠かせません。屋外型のトランクルームやコンテナ保管の場合、夏場の温度や湿気によって衣類にカビが発生したり、木製の家具が変形したりするリスクがあります。一方、屋内型や空調管理された施設であれば、カビや劣化のリスクを軽減できます。保管期間が長くなるほど環境の影響を受けやすくなるため、荷物の種類に合った保管環境を選びましょう。また、温度管理・防犯カメラ・施錠方法なども事前にチェックしておけば安心して荷物を預けられます。
補償内容
万が一の破損や紛失に備えて、補償内容も必ず確認しておきましょう。サービスによっては標準補償が含まれている場合もあれば、別途保険加入が必要なケースもあります。また、補償金額の上限や対象外となる品目が設定されていることもあるため、貴重品や高価な家電を預ける場合は要注意。契約書や利用規約に目を通し、補償範囲と上限額を把握したうえで預けるものを判断しましょう。
荷物の預け先が決まったら「仮住まい」も併せて検討を
荷物の預け先が決まって一安心、と思いがちですが、忘れてはならないのが預けている間の住まいの確保です。ここでは、預けている間の住まいのポイントと選択肢を解説しましょう。
見落としがちな「荷物を預けている間の住まい」問題
荷物の預け先探しに集中するあまり、意外と後回しになりがちなのが自分の住まいの手配です。退去日を迎えたあと、新居に入居できるまでの数日〜数週間、どこで過ごすのかを決めなければいけません。特に建て替えやリフォームの場合は数カ月単位になるケースもあり、計画的に検討する必要があります。
仮住まいの主な選択肢
退去から入居までの仮住まいとしては、ホテル・実家や親族宅・マンスリーマンションなどが挙げられます。数日程度であればホテル、頼れる親族が近くにいれば実家の選択肢もあるでしょう。しかし、ホテルは長期になると費用がかさみ、実家の場合は家族構成や距離によっては難しいケースもあります。一方、家具家電付きの短期滞在向けの住居であれば生活環境を整えやすく、費用もおさえられます。仮住まいは、滞在期間や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切なのです。
家具家電付きのマンスリーマンションが荷物預かり期間と相性がいい理由

マンスリーマンションは家具・家電・生活備品があらかじめ揃っているため、荷物を預けて身軽に生活を始められます。通常の賃貸にかかる初期費用は不要で、電気・水道・ガスなどのライフライン手続きも必要ありません。さらに、30日以上であれば日割り契約も可能。契約日数が柔軟に選べるのです。引っ越しまでの一時的な滞在先として選べば、費用負担をおさえながら住み替え準備をスムーズに進められます。
参考記事:マンスリーマンションとは?選ばれる理由や借りる際の注意点を解説!
参考記事:マンスリーマンションのデメリット・メリットとは?注意点や借りる際のポイントも解説!
引っ越し時の荷物預かりは「期間」と「住まいの状況」に合わせて選ぼう
引っ越しの荷物預かりサービスは、預ける期間・荷物の量・出し入れの必要性によって最適な選択肢が変わります。短期間で手間をかけたくないなら引っ越し業者。長期保管や自由な出し入れが必要ならトランクルーム。少量の荷物ならば宅配収納サービスが向いています。
そして同時に検討しなければいけないのが、荷物を預けている間の住まいです。仮住まいも含めて早めに動いておくことで、空白期間も落ち着いて過ごせるでしょう。
