2024/06/21

一時帰国はマンスリーマンションがおすすめ?費用相場や注意点を解説

一時帰国はマンスリーマンションがおすすめ?費用相場や注意点を解説

一時帰国の住まいを確保するのは重要な課題の一つであり、期間は1ヶ月から3ヶ月程度が一般的です。しかし、この期間に合わせて住まいを借りる場合は通常の賃貸物件だと契約期間が長すぎます。そこでおすすめなのが、マンスリーマンションです。

マンスリーマンションは30日以上から契約可能。生活必需品が揃っているため、帰国後すぐに生活を始められる点が特徴です。また、近年は2LDKや3LDKの物件も豊富にあり、ファミリーの一時帰国にも選ばれています。

本記事では、一時帰国の住まいにマンスリーマンションがおすすめの理由や費用相場、選ぶ際の注意点を詳しく解説します。住まい選びに時間と手間をかけたくない方は必見です。

一時帰国の住まいにマンスリーマンションがおすすめの理由</H2>

マンスリーマンションは、一時帰国する方にとって契約期間・費用・準備に関して大きなメリットが得られます。その理由を6点解説しましょう。

短期契約が可能である

マンスリーマンションの最大の魅力は、30日以上から契約可能である点です。一般的な賃貸物件の多くは2年契約となっており、一時帰国のような短期滞在には適しません。2年未満に退去した場合、違約金が生じる恐れもあります。しかし、マンスリーマンションなら柔軟な期間設定ができ、帰国日程に合わせて必要な期間だけ契約できるため、無駄なく効率的に住まいを確保できます。

生活必需品が揃っている

マンスリーマンションは、ベッド・ソファ・テレビ・冷蔵庫・洗濯機など、生活に必要な家具家電が揃っています。それにより、帰国前の準備や帰国後の片付けにかかる時間と手間を省けるのが魅力です。物件によっては、自転車や空気清浄機など個別で必要なものをオプションとしてレンタルできる場合もあります。

契約はネットで簡単にできる

マンスリーマンションは、物件探しから申し込み・審査・契約締結まで、すべてオンラインで完結します。書類の郵送や対面の手続きは不要であり、時間と手間を大幅に削減できます。つまり、日本に帰国する前から住まいの確保が可能なのです。オンライン契約の利便性は、一時帰国の際に大きなメリットといえるでしょう。

敷金礼金は不要である

 一般的な賃貸物件は契約時に敷金と礼金を支払う必要があり、金額は家賃の2〜4ヶ月分です。しかし、マンスリーマンションなら敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用は不要。短期間の住まいのために高額な初期費用を払う必要がないため、一時帰国の滞在費用を節約できます。

関連記事:マンスリーマンションの初期費用はいくら?料金内訳

ネット環境が整っている

マンスリーマンションはネット環境が整備された物件は多く、一時帰国中でもネットを利用した仕事や連絡のやり取りが可能です。通信費用も家賃に含まれており、別途契約する必要はありません。入居後すぐにネット利用できるため、今と変わらずストレスのない暮らしをはじめられます。

ファミリー物件は豊富である

近年のマンスリーマンションは、2LDKや3LDKなどファミリー向けに適した広めの部屋が豊富にあります。「実家に一時帰国するのは気が引ける」「日本に持ち家がない」などの悩みがある方や、子ども連れでの一時帰国を検討している方にとっては魅力的。家族がストレスなく快適に過ごせる点もおすすめの理由です。

東京に一時帰国する場合の費用相場

マンスリーマンション以外の一時帰国の住まいは、ホテルやシェアハウスが挙げられます。結論から述べると、生活を前提とする一時帰国の場合はプライバシーを確保しながら暮らすならマンスリーマンション、価格の安さを重視するならシェアハウスがよいでしょう。

その理由も含めて、東京のホテル・マンスリーマンション・シェアハウスに1ヶ月滞在する相場をご紹介します。(単身の場合)

一時帰国でホテルに1ヶ月滞在する場合

近年、インバウンド需要によりビジネスホテルの価格が高騰しており、一時帰国の住まいにホテルを選ぶ場合は約40万円かかります。以下、内訳をまとめました。

【条件】

  • 東京都世田谷区
  • 駅から徒歩10分
  • 朝食なし
  • 約10平方メートル

平日宿泊料金

(12,000円)

264,000円

(12,000✕22日)

土曜日宿泊料金

(19,000円)

76,000円

(19,000円✕4日)

日曜日宿泊料金

(14,000円)

56,000円

(14,000円✕4日)

合計

396,000円

ビジネスホテルは、3つの選択肢の中で最も費用が高額です。家事や自炊の設備が整っていないため、生活するには不便を感じることもあるでしょう。

関連記事:ホテルの高騰はなぜ?今こそマンスリーマンションを検討したいわけ

一時帰国でマンスリーマンションに1ヶ月滞在する場合

マンスリーマンションを1ヶ月利用する場合は、約15万円かかります。一般的な賃貸物件やシェアハウスに比べて高めの設定ですが、初期費用を抑えられるのがメリットです。

【条件】

  • 東京都世田谷区
  • 駅から徒歩10分
  • 20平方メートル

賃料

(3,300/日)

99,000円

(3,300円✕30日)

光熱費

(660/日)

19,800円

(660✕30日)

住宅保険

830円

ルームクリーニング

(契約時のみ)

24,200円

合計

143,830円

一時帰国でシェアハウスに1ヶ月滞在する場合

シェアハウスは月々の費用を最も抑えられる住まいです。しかし、キッチン・お風呂・トイレなどの水回りは共同で使用するのが一般的。ドミトリー物件なら比較的格安です。

【条件】

  • 東京都世田谷区
  • 駅から徒歩10分
  • 個室利用の場合(ただし、キッチン・お風呂・トイレは別)
  • 8畳

家賃

58,000円

共益費

2,000円

契約手数料

(契約時のみ)

58,000円

(家賃1ヶ月分)

住宅保険(契約時のみ)

8,000円

鍵発行手数料(契約時のみ)

5,500円

クリーニング費

(退去時)

22,000円

合計

153,500円

以上のことから、同じ立地や条件、何を重視するかで選択肢は変わります。1ヶ月以上滞在する場合、上記の費用相場を基準に検討してください。

ファミリーで一時帰国する場合の費用相場

ファミリーで一時帰国する場合は、単身一時帰国の選択肢であるシェアハウスは窮屈に感じるでしょう。ここでは、同じく東京のホテルとマンスリーマンションの1ヶ月の費用相場をご紹介します。

ファミリーでホテルに1ヶ月滞在する場合

ファミリーでビジネスホテルに1ヶ月滞在する場合は、約100万円かかります。清掃サービスや連泊値引きなどのメリットも受けられますが、生活を前提とするなら非現実的な選択といえるでしょう。以下は条件と内訳です。

 

【条件】

  • 東京都大田区
  • 大人2人、子ども(小学生)1人
  • 28平方メートル
  • 朝食なし

平日宿泊料金:30,600円

(10,200円✕3人)

673,200円

(30,600✕22日)

土曜日宿泊料金:45,000円

(15,000円✕3人)

180,000円

(45,000円✕4日)

日曜日宿泊料金:42,000円

(14,000円✕3人)

168,000円

(42,000円✕4日)

合計

1,021,200円

ファミリーでマンスリーマンションに1ヶ月滞在する場合

ファミリーでマンスリーマンションに住む場合は1ヶ月約45万円であり、ビジネスホテルに比べて約半額です。賃貸と比較すると家賃は高めですが、初期費用不要・家具家電あり・ネット環境整備など生活の基盤が整っているなどのメリットは大いに得られます。以下の条件と内訳を参考にしてください。

 

【条件】

  • 東京都大田区
  • 大人2人、子ども(小学生)1人
  • 2LDK

賃料

(13,000/日)

390,000円

(13,000円✕30日)

光熱費

(660/日)

24,000円

(880✕30日)

住宅保険

1,000円

ルームクリーニング

(契約時のみ)

24,200円

合計

439,200円

 

一時帰国の住まいにマンスリーマンションを選ぶ際の注意点

一時帰国の住まいにマンスリーマンションはおすすめですが、注意点は4つあります。以下が許容できれば、魅力的な選択肢といえるでしょう。

一括前払いの物件もある

マンスリーマンションの支払いは、契約期間分の利用料を一括で前払する物件もあります。一括前払いだと初期に支払う費用が高額になるため、予算に余裕を持つのが大切です。とはいえ、支払い方法はマンスリーマンション運営会社によって異なります。条件次第で月々払い可能な場合もあるため、ホームページ等で確認して検討しましょう。

キャンセル料が発生する場合がある

マンスリーマンションの契約後にキャンセルが生じた場合、早めのキャンセルであれば料金が発生しない物件もあります。しかし、直前になるほど高額なキャンセル料を請求される傾向です。キャンセルポリシーや契約期間短縮時の返金対応の条件は物件によって異なります。契約前に必ず確認しましょう。

延長を希望する場合は事前に申し出る

一時帰国の滞在期間が当初の予定より延びる場合は、早めに延長の意思を伝えましょう。人気の物件の場合は次の入居者が決まっている場合もあるため、直前の延長依頼では応じてもらえない可能性も。滞在期間の延長が分かった時点ですぐに延長の相談すれば、運営会社も対応しやすくなります。

関連記事:マンスリーマンションにずっと住むことはできる?長期滞在時の費用や注意点を教えて!

住民票は移せない

マンスリーマンションは短期滞在向けの住まいであるため、基本的に住民票は移せません。以下の場合はマンスリーマンション以外の選択肢を考える必要があります。

  • 一時帰国の期間が1年以上である
  • 運転免許証を更新したい
  • 国民健康保険を取得したい
  • 子どもの医療費無料、もしくは割引したい

ただし、上記の場合は税金の支払いが生じます。この場合は、実家など住民票のある住所地に移すか、役所に相談するなどしましょう。また、再渡航する際は海外転出届を自治体へ提出しなければいけません。上記の目的ではない一時帰国なら住民票を移さなくても罰せられないため、マンスリーマンションでも問題ないといえるでしょう。

関連記事:マンスリーマンションに住民票を移してもいいの?住所変更ができるものや滞在する前にやっておくことを解説

マンスリーマンションなら一時帰国の住まいに最適!まずはエリアと条件を絞って検索してみよう

 

マンスリーマンションは、短期契約可能・生活必需品あり・敷金礼金が不要など、一時帰国の住まいに最適です。エリア・必要な部屋のタイプ・設備・予算などの条件を整理して検索すれば、空室状況や詳細な条件を確認できます。快適で便利な一時帰国生活が送れるマンスリーマンションを、ぜひご検討くださいませ!