2024/11/28
レンタルマンションって何？種類・特徴・相場・選び方を徹底解説！
転勤・出張・観光・一時的な引っ越しなどの理由で短期的に住まいを借りたい方は多いのではないでしょうか。そのような際に便利なのが、「レンタルマンション」です。家具や家電が備えつけられているため、すぐに生活をはじめられるのが特徴です。しかし、マンスリーマンションやウィークリーマンション、レンタルスペースなど種類が豊富にあり、どれを選べばよいか迷ってしまうもの。
そこで本記事では、レンタルマンションの種類や特徴・相場・選び方のポイントを徹底解説します。さらに、契約時の注意点もお伝えするので、物件選びでの失敗を防げるはずです。レンタルマンションを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
レンタルマンションとは？
「レンタルマンション」という言葉は、法律上の定義がありません。しかし、一般的に、家具や家電付きで短期間利用できる賃貸物件を指す言葉として使われています。その中でも、マンスリーマンションやウィークリーマンションは1ヶ月単位や1週間単位で契約できるマンションであり、より自由な期間設定で物件を借りられるのが特徴です。
また、近年では、マンションの一室を時間貸しで利用できるレンタルスペース（レンタルルーム）も増えています。そのため、レンタルスペースの存在が「レンタルマンション」と認知されていることもあります。
つまり、「レンタルマンション」とは、マンスリーマンションやウィークリーマンションのような短期契約のマンションだけでなく、レンタルスペースのような時間貸しの物件も含め、短期利用可能な幅広い物件を指す言葉として認識されているのです。
レンタルマンションの種類と特徴
レンタルマンションは、マンスリーマンション・ウィークリーマンション・レンタルスペースの3種類があります。それぞれ契約期間・利用目的・設備・料金形態が異なるため、自分のニーズに合ったタイプを選ぶのが重要です。ここからは、各タイプの特徴や用途、メリット・デメリットを詳しく解説しましょう。
マンスリーマンション
マンスリーマンションは、1ヶ月以上の契約が可能な家具家電付きの賃貸物件です。主に転勤・長期出張・研修などのビジネス利用や、住居の建て替え・リフォーム期間中の仮住まいなどで利用されています。滞在に適した期間は1ヵ月から1年未満であり、この期間であれば一般的な賃貸物件よりもリーズナブルに借りれます。
関連記事：マンスリーマンションとは？選ばれる理由や借りる際の注意点を解説！
【メリット】
- ・生活に必要な家具家電やインターネット環境が整っているため、すぐに生活をはじめられる
- ・敷金、礼金などの初期費用が不要である
- ・Webで簡単に契約できる
【デメリット】
- ・一般的な賃貸物件より賃料が割高である
- ・内装は決まっているため、自分好みのインテリアにするのは難しい
ウィークリーマンション
ウィークリーマンションはマンスリーマンションと同様に家具家電付きですが、契約期間が1週間以上から可能な物件です。主な用途は、出張・短期の研修・旅行など、数日から数週間程度の滞在に適しています。
【メリット】
- ・マンスリーマンションよりも短い期間で利用できる
- ・キッチンや洗濯機など生活に必要な家具家電が揃っているため、ビジネスホテルと比べると暮らしを意識した滞在ができる
【デメリット】
- ・一般的な賃貸物件より賃料が割高である
- ・繁忙期は希望する物件が取りにくい可能性がある
レンタルスペース
レンタルスペースは、マンションやアパートの一室を時間単位や日単位で借りられる物件です。ビジネス利用としては、会議・セミナー・商談・個人事業（ネイルやエステなど）の用途が多い傾向で、近年はパーティー・撮影・推し活など、プライベート利用も増えています。契約時間は2〜3時間から数日までと幅広く、深夜や早朝の利用に対応している物件もあります。
【メリット】
- ・必要な時間だけピンポイントで利用できる
- ・ホテルの会議室と比べて料金が安い
- ・Wi-Fiやプロジェクター、ホワイトボードなどの設備が整っている部屋が多い
【デメリット】
- ・ほとんどの物件は宿泊できない
- ・時間延長が難しかったり、予約のキャンセルに厳しいペナルティが設定されていたりする
- ・騒音の制限が厳しい
- ・利用目的や人数に制限がある
レンタルマンションの相場
レンタルマンションの相場は、種類や立地によって異なります。以下では、一般的な各レンタルマンションの相場を表でまとめました。
【マンスリーマンション】
|
広さ |
21.7平方メートル |
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1日の賃料・光熱費 |
5,520円/880円 |
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1ヶ月の賃料（光熱費込み） |
192,000円 |
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初期費用（敷金・礼金・仲介手数用） |
0円 |
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住宅保険 |
830/月 |
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清掃費（契約時のみ） |
36,300円 |
条件：新宿区 徒歩10分以内
【ウィークリーマンション】
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広さ |
30平方メートル |
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1日の賃料 |
3,800円/990円 |
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1ヶ月の賃料（光熱費込み） |
143,700円 |
|
初期費用（敷金・礼金・仲介手数用） |
0円 |
|
清掃費（契約時のみ） |
27,500円 |
条件：新宿区 徒歩10分以内 1ヵ月未満契約の場合
【レンタルスペース】
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ビジネス利用（エステ・ネイル） |
趣味・パーティー利用 |
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平日料金（昼/夜）/時間 |
1,400円/1,700円 |
1,650円/2,750円 |
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休日料金（昼/夜）/時間 |
1,500円/1,800円 |
6,600円/7,700円 |
条件：新宿区 徒歩10分以内 会議や女子会で使用する場合
レンタルマンションは、時間・日・月ベースの価格が表示されています。希望するレンタルマンションの価格が何をベースにして明記されているかを確認し、予約しましょう。
レンタルマンションを選ぶポイント
レンタルマンションを選ぶ際は、利用目的に応じて重視すべきポイントが異なります。ここからは、「居住目的」「ビジネス利用」「趣味や観光での利用」に関する3つの目的でおさえておくべきポイントを解説していきましょう。
居住目的で選ぶ場合
居住目的でレンタルマンションを選ぶ場合、まず滞在期間を明確にすることが重要です。1ヶ月以上の利用ならマンスリーマンション、1週間〜1ヶ月未満ならウィークリーマンションが適しています。居住目的で選ぶ際は、以下のポイントもおさえておけば安心です。
- ・使用する人数に適した部屋の広さ、収納スペース
- ・設備の充実度
- ・通勤や通学のしやすさ
- ・生活の利便性（スーパー・病院・交通の便など）
ビジネス利用で選ぶ場合
ビジネス利用の場合は、利用目的に合わせて選びましょう。例えば、会社からの出張命令で利用する場合は、会社の指定する予算やエリアなどに合った物件を。一方、仕事に集中したい期間の利用であれば、デスクワークスペースの充実度や安定した通信環境が重要なポイントとなります。また、個人事業での利用の場合は、コストパフォーマンスと設備の充実度も欠かせません。
いずれの場合も、ビジネス街や取引先へのアクセス・予算・室内の設備・周辺環境の利便性は仕事の効率に大きく影響します。
趣味や観光で選ぶ場合
趣味や観光目的での利用は、その内容によって重視するポイントが変わります。例えば、推し活・女子会・パーティー利用の場合は、調理設備の充実度や、おしゃれな内装、インスタ映えするような空間演出もレンタルマンションを借りる決め手となります。
一方、一般的な観光目的であれば、主要観光スポットへのアクセスや、公共交通機関の利用のしやすさを要チェック。自分の目的に合ったレンタルマンションを選べば充実した時間を過ごせるでしょう。
レンタルマンションを契約する際の注意点
レンタルマンションは通常の賃貸物件とは異なり、基本的に内覧できません。そのため、契約前に確認しておくべきポイントが5点あります。ここからは、レンタルマンションを契約する際の注意点を詳しく解説します。事前に把握しておけば、トラブルを未然に防げるでしょう。
契約内容を確認する
レンタルマンションの契約内容は、物件によって異なります。契約期間・利用可能な時間帯・清掃サービスの有無などを確認し、自分のニーズに合っているかを確かめましょう。例えば、マンスリーマンションやウィークリーマンションはお得なセールを実施していることもあり、契約期間がセール価格に該当する期間かを把握しなければいけません。また、来客の可否も運営会社によって異なります。
一方、レンタルスペースの場合は、利用人数の制限・ゴミ出しのルール・禁止事項（喫煙、楽器演奏、営業行為など）に関して必ず目を通す必要があります。契約内容を確認していれば、後々のトラブルを防げるもの。内容を十分に理解し、納得して契約するようにしましょう。
支払方法を確認する
レンタルマンションの支払い方法は、種類によって異なります。例えば、マンスリーマンションやレンタルマンションはクレジットや銀行振り込みの支払いが主流であり、一括前払いが基本です。
一方、レンタルスペースはクレジットカードの他、QRコード決済（PayPay、LINE Payなど）、現金での支払いが可能な物件もあります。ビジネス利用の場合は、領収書の発行方法や、法人支払いへの対応の可否も事前に確認しておくと安心です。
鍵の受け渡しに関して把握する
多くの物件は、鍵の受け渡し方法は暗証番号式のキーボックスやスマートロックを採用している傾向です。これらの情報は契約書や契約後のメール等で記載されているため、必ず目を通しておきましょう。また、受け渡し方法と合わせて、緊急時のスペアキーの有無・対応窓口・鍵の返却方法も把握しておくと安心して利用できます。
キャンセルポリシーや時間延長に関して把握する
予定変更は誰にでも起こりうるため、キャンセルポリシーの確認は重要です。キャンセル料の発生時期や金額、返金の可否については必ず事前に確認しましょう。また、時間や期間延長のフローも把握しておけば、その後の行動の自由度が高まります。追加料金や事前申請に必要なフローもあらかじめ理解しておくとよいでしょう。
ただし期間や時間の延長に関しては、次の利用者がいる場合は延長できないこともあるため、余裕を持った予約を心がけるのが肝心です。
誤って物を破損した場合の対応方法を確認する
家具や設備を破損した場合、破損した物の修理代や買い替え代を請求されます。そのため、破損時の連絡先や、修理代などの費用負担に関するルールを事前に把握しておくことが大切です。そうすれば万が一の場合でも慌てることなく適切な対応ができ、トラブルを防ぐことにもつながります。
1ヵ月以上の住まいとして検討しているなら「マンスリーマンション」がベスト！
レンタルマンションの中でも、1ヵ月以上の長期滞在に最適なのが「マンスリーマンション」です。家具家電やインターネット環境が完備されているため、荷物を最小限におさえて入居できます。また、敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用が不要なのも大きなメリット。
滞在期間に合わせて簡単にWebで契約できるため、転勤や一時的な移住など、期間が限定された住まいにはピッタリです。ホテルよりも安く快適に1ヵ月以上過ごしたい方は、ぜひマンスリーマンションの利用を検討してくださいね。
