公開日:2026/09/11
東京でリノベーションした住まいに暮らすには?3つの方法と費用相場、成功のポイントを解説

東京でリノベーションした住まいに住みたい。でも、新築は予算オーバー。かといって中古のままでは住む気にはなれない。このように思う方は多いのではないでしょうか。住まいを手に入れる選択肢は、リノベーション済みの中古物件を購入する方法や、中古物件を購入して自分好みにリノベーションする方法など、いくつか方法があります。
本記事では東京でリノベーションした住まいに暮らす3つの方法をはじめ、マンション・戸建ての費用相場、見落としがちな費用、リノベーションを成功させるポイントを解説します。予算内に理想を叶えたい方は必見です。
Contents
東京でリノベーションした住まいを手に入れる3つの方法
東京でリノベーションした住まいを手に入れるためには、「リノベーション済み物件を買う」「中古物件を買って自分でリノベーションする」「今の住まいをリノベーションする」の3つの方法があります。それぞれ費用や自由度は異なるため、以下で詳しく解説しましょう。
リノベーション済み物件を購入する

リノベーション済み物件の購入は、手間をかけずにすぐに住める一番手軽な方法です。すでにリノベーションが済んでいるため、物件探しや間取りを一から考える手間が省けます。物件探しで気に入った間取りや条件に出会えれば、契約から約1〜2ヵ月で住み始めることも可能です。ただし、すでに完成しているため、間取りやデザインを自分の希望通りに変えるのは難しいことも。リノベーションにかかる時間や手間を抑えたい方や、完成した住まいを見てから購入を判断したい方に向いています。
中古物件を購入して、自分でリノベーションする
中古物件を購入してリノベーションする方法は、物件選びと工事内容を合わせて希望に近い住まいをつくれます。間取りや内装、設備などを計画段階から検討できるため、暮らし方に合わせて住空間を設計しやすいのが特徴です。しかし、その分、打ち合わせの手間がかかり、完成までに時間を要します。時間や手間をかけてでも理想の住まいを実現したい人に向いています。
今住んでいる家(東京)をリノベーションする
現在住んでいる家のリノベーションは、住み慣れた環境を維持しながら暮らしだけを一新できます。新たに物件を探して購入する必要がないため、転居に伴う負担を抑えられる点もメリットです。しかし工事の希望によっては、完成までの間、一時的に仮住まいが必要になることもあります。これまでのご近所付き合いやコミュニティを大切にしたい人にはおすすめの方法です。
費用・期間・自由度で見る3つの違い
以下は、ここまで紹介した3つの方法を費用・期間・自由度・手間などで比較した表です。なお、工事費用はマンションを想定した目安です。戸建の場合は費用や期間ともに大きいケースもあるため、一例として参考にしてください。
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リノベーション済み物件の場合 |
中古物件をリノベーションする場合 |
持ち家をリノベーションする場合 |
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入居までの期間 |
1〜2ヵ月 |
6〜12ヵ月 |
3〜6ヵ月 |
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費用 |
物件価格による |
工事費250万〜1,750万円+物件購入費 |
250〜2,000万円 |
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自由度 |
変更できる場所もある |
間取りから設計できる |
構造・規約の範囲内で変更可能 |
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手間 |
少ない(業者とのやりとりは最小限) |
多い(物件探しと打ち合わせが必要) |
物件を探す手間はない |
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ローン |
住宅ローン |
住宅ローン+リフォームローン |
リフォームローン |
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向いている人 |
手間と時間を掛けたくない人 |
手間をかけても暮らしの自由度を求める人 |
住み慣れた環境を変えたくない人 |
このように、3つの方法はどれか一つが優れているわけではなく、予算や希望する自由度、入居までにかけられる時間によって適した方法は変わります。まずは自分が何を重視するのかを整理したうえで、次で紹介する費用相場と照らし合わせて選びましょう。
どれを選ぶべきかの判断基準
迷ったときは、「住み替えるか、今の場所に住み続けるか」から考えると絞りやすくなります。今の家やエリアに不満がなく、設備や内装だけを新しくしたいなら持ち家のリノベーションが有力です。
一方、住み替えを前提とするなら、次は「時間と手間をかけられるか」で分かれます。多少費用や自由度を妥協してでも早く住み始めたい人は、リノベーション済み物件。入居まで半年以上かかっても間取りから理想を追求したい人は、中古物件を購入してのリノベーションが向いています。判断に迷う場合は、資金計画の相談も兼ねて、リノベーション会社や不動産会社に早めに問い合わせておくと選択肢を具体的に比べられるでしょう。
【マンション・戸建別】東京のリノベーション費用の相場

ここからは、東京のリノベーション費用の相場を、マンションと戸建てに分けて解説します。ただし、ここで紹介するのはあくまで工事費の目安です。実際には、この相場だけでは見えない費用が加わり、総額は大きく変わることもあります。
マンションをリノベーションする場合の相場
マンションのリノベーション費用は、工事範囲で大きく変動します。例えば、キッチンや浴室など一部を変える部分リノベーションで250〜900万円、70平方メートル程度のフルリノベーションで1,100〜1,750万円が目安です(物件を購入する場合は別途必要)。まずは、どこまで工事を行うのかを決めることが費用を把握する第一歩になります。
戸建をリノベーションする場合の相場
戸建てのリノベーションは、マンションより高額になる傾向があります。外壁・屋根・基礎など施工範囲が広くなるからです。部分リノベーションなら施工範囲によって数百万円から、80平方メートル程度のフルリノベーションで1,200〜2,000万円が目安となります。工事範囲が広い分、どこまで手を入れるかを事前に見極めることが予算をおさえるポイントです。
エリアによって変わる東京の物件価格
東京は、同じ広さでもエリアによって物件価格は大きく変わります。都心と郊外で需要や地価に違いがあるからです。中古マンションの成約価格を盛ると、千代田区・中央区・港区の都心3区は約1億2,000万円(2026年6月時点)。一方、多摩などの郊外は約3,700万円と、約3倍以上の開きがあります。東京でリノベーション物件に住むには、工事費と物件価格を合わせた総額で予算を考える必要があります。
参考資料:【東京都中古マンション価格推移】都心3区は制約価格が回復するものの、売出価格との差(ワニの口)は依然として大きい(ダイヤモンド不動産研究所より)
相場だけでは見えないリノベーションの費用
ここまで工事費や物件価格の相場を述べましたが、実際にかかる費用はこれだけではありません。リノベーションは壁や床を開けてはじめて分かる工事費もあれば、つい見落としがちな費用もあるのです。これらを知らないまま進めると予算が大きく狂うことも。ここからは、代表的な3つの費用を解説します。
配管・電気の交換費用

配管や電気設備の交換費用は、築年数がたつほど発生しやすくなります。壁や床の中にある設備は時間とともに確実に劣化するからです。特に築20年を超えた物件は劣化のリスクが高まります。費用の目安は、配管の引き直しで100万円前後、解体・下地工事で150〜300万円ほど。電気容量が足りず、分電盤や配線をやり直すケースもあります。また、これらは点検口を見ないとわからないため、なかには見積もりを安く見せるために、古い配管をそのまま残す業者もいるのです。購入前に配管が交換済みかを確認しておけば、このような想定外の出費を避けられます。
解体してわかる追加工事の費用
解体してはじめて分かる追加工事は、事前に予測ができません。なぜなら、シロアリ被害や雨漏り、構造材の腐食は物件ごとに異なり、壁や床を解体してみるまで判断できず、内見の段階で見抜くのは難しいからです。例えば、シロアリ被害で床の張り替えが必要になれば20〜60万円、土台や柱が腐食していれば補修に数十万円かかることもあります。あらかじめ総額の1〜2割ほどを予備費として見込んでおけば、想定外の工事が発生しても落ち着いて対応できます。
工事期間中の仮住まいにかかる費用
工事期間中の仮住まいも、見落としがちな費用の一つです。マンションのフルリノベーションには3ヵ月前後かかり、その間も住まいも別に確保しなければいけません。仮住まいの家賃は、3ヵ月でおよそ45〜54万円ほどが目安です。加えて、持ち家をリノベーションする場合は、家財を預けるトランクルーム代(月2〜3万円程度)や、旧居との家賃の重複にも注意しなければいけません。どこにどう住むかで負担は大きく変わるため、まずは、仮住まいの費用を最初から予算に組み込んでおきましょう。
東京でリノベーションを成功させるポイント
東京でリノベーションをするなら、工事費だけでなく物件選びやスケジュール、工事中の住まいまで含めて計画することが大切です。特に中古物件を購入してリノベーションする場合は、購入後に「希望していた工事ができない」「想定より費用がかかった」とならないよう、事前の確認が欠かせません。ここからは、東京でリノベーションを成功させるためにおさえていきたい5つのポイントを解説します。
優先順位を決めて予算を配分する
リノベーションの優先順位を決めて予算を配分すれば、予算オーバーを防げます。すべてを望み通りにすると費用はいくらでも膨らむもの。例えば、毎日使うキッチンにはこだわり、寝室はシンプルにする。見た目よりも配管や断熱といった性能面を優先する。このようにメリハリをつけることが大切です。まずは「絶対に譲れないもの」と「妥協できるもの」を紙に書き出すと計画を進めやすくなります。
建物の構造と管理規約を先に確認する

中古マンションを購入してリノベーションする場合は、購入前に建物の構造と管理規約を必ず確認しましょう。購入後に「希望のリノベーションができない」と判明しても取り返しがつかないからです。また、管理規約で工事制限(遮音等級・水回り移設)を確認し、併せて建物がラーメン構造か壁式構造かも要チェック。柱と梁で支えるラーメン構造なら間取りを変えやすく、壁で支える壁式構造は動かせない壁が多いからです。気になる物件は、不動産会社に間取り図を見せてもらいながら確認しましょう。
東京の物件は動きが早いことを前提に探す
東京で物件を探すなら、条件を先に固めておきましょう。東京は物件の動きが早く、迷っている間に売れてしまうからです。特に、構造・築年数・管理状態がそろったリノベーション向きの好条件物件は競争が激しくなりがち。あらかじめ予算やエリア、広さの条件を決め、住宅ローンの事前審査も済ませておけば、いい物件が出たときにすぐ動けます。準備を整えておくことが、理想の物件を逃さない近道です。
スケジュールに余裕を持つ
リノベーションは、物件探し・設計・打ち合わせ・工事まで複数の工程があるため、入居までのスケジュールに余裕を持たせましょう。「いい物件が見つからない」「打ち合わせが長引く」「解体で追加工事が生じて工期が延びる」といったことは十分に起こり得るからです。希望の入居時期がある場合は、数ヵ月の余裕を持たせて計画を立てておきましょう。
仮住まいまで含めて計画する

リノベーションを成功させるためには、仮住まいまで含めた総額で予算を立てましょう。工事費だけで予算を組むと、仮住まいの家賃や引っ越し費用、荷物の保管費用などが後から発生し、想定以上の出費になる恐れがあります。
また、仮住まいを探す際は工事期間だけでなく、工期が延びる可能性も考慮しておくと安心です。仮住まい先の契約期間に余裕を持たせたり、延長しやすい住まいを選んだりしておくと、工事が予定より長引いた場合にも対応しやすくなります。
参考記事:仮住まいとは何?必要なケース・選択肢・費用など仮住まいの疑問を徹底解説!
参考記事:建て替えの仮住まいはどこにすべき?選択肢・費用の目安・注意点を解説
参考記事:リフォーム中の「仮住まい」どうするべき?仮住まいの探し方や費用、必要なケースを解説
東京でリノベーション中の仮住まいを確保するには?
前述のとおり、リノベーション工事の規模によっては完成までの間に仮住まいが必要になります。特にリノベーション期間が数ヵ月にわたる場合は、工事が決まる前に仮住まいを確保しておくことが肝心です。
以下では、仮住まいの選択肢になりやすい賃貸とマンスリーマンションを比べながら解説しましょう。
工事期間の目安と、仮住まいが必要になる期間とは

仮住まいが必要な期間は、工事内容によって変わります。工事の規模が大きいほど、作業に時間がかかるためです。以下は工事期間の目安です。
- ・キッチン・浴室など水回りの一部分を交換 数日~2週間
- ・内装を中心とした複数個所のリノベーション 2週間~1ヵ月
- ・マンションのフルリノベーション 2~4ヵ月
- ・戸建のフルリノベーション 3~6ヵ月
ただし、解体後の追加工事で工期が延びるケースもあります。そのため、リノベーション会社に見込みを確認し、少し余裕をもたせた期間で仮住まいを契約しておきましょう。
仮住まいに賃貸物件を借りる場合は、費用と手間がかかる

一般的な賃貸物件は長期間暮らすことを前提とした契約が多いため、数ヵ月程度の仮住まいには利用しにくい場合があります。基本的に2年間の契約期間の縛りがあり、契約時は煩雑な手続きが必要。加えて、家賃4~5ヵ月分の初期費用の出費もあり、家具や家電は自分で用意しなければなりません。
数ヵ月程度の仮住まいに一般的な賃貸物件を借りるには、費用と手間のリスクが負担になる可能性もあります。ただし、選択肢は限られますが、短期契約に対応した賃貸物件もあります。契約期間や初期費用、家具・家電の有無などを確認して選びましょう。
マンスリーマンションなら短い期間でも借りやすい

数ヵ月程度の仮住まいなら、マンスリーマンションも選択肢になります。マンスリーマンションは 「一時使用貸借」といって、短期利用を前提にした契約形態だからです。生活に必要な家具家電が完備されているため、カバン一つで入居できる手軽さも魅力。契約はWebや郵送で完結し、審査も簡易的。保証人を立てる必要もありません。敷金・礼金や仲介手数料がかからず、初期費用をおさえられる点も短期の仮住まいに向いている特徴の一つです。
東京でリノベーションするなら、工事中の住まいまで決めて進めよう
東京でリノベーションをするなら、物件価格や工事費だけでなく工事中の仮住まいまで含めて計画することが大切です。建物の状態によって追加工事が発生したり、工期が延びたりする可能性もあるため、余裕を持った予算とスケジュールを組んでおきましょう。
特にフルリノベーションなどで数ヵ月の仮住まいが必要になる場合は、家具・家電付きで短期間から利用しやすいマンスリーマンションも選択肢の一つ。工事が始まってから慌てて探すのではなく、リノベーションの計画とあわせて工事中の住まいも早めに検討しておくと安心です。
アットインなら東京都内に多数の物件があり、リノベーション中の仮住まいにも適しています。工事の期間が決まったら、まずはアットインで扱うマンスリーマンションもご検討くださいね。
