2017/07/20
プロフェッショナルたれ!
「こんな仕上がりでプロとして恥ずかしくないのか!?」
真っ赤な顔をしたお客様がそこに居ました。
前職において外壁塗装工事検査をしていた時のことです。
お客様が怒るのも当たり前でした。
楽しみにしていたマイホーム。
足場を外してみたら足場ムラがある・・・
その時、私の頭の中では
『これはマズイ。やり直すとなると損失がでてしまう。』
『何とかやり直さないで済む方法はないか?』
『納得してもらうにはどうしたらよいか?』
と、自分を守るためのことばかり考えていました。
「施工上、足場の上下でムラが生じるもの。」
「足場がある状態では吹き付けムラの確認はできない。」
「材料の性質上、色差ではなく影ができているだけ。」
と説明。
すると、お客様から
「君、それでもプロか?」
「言いわけをするな。」
「作品を作り上げてくれよ。」
事前に話せば説明。事後に話せば言いわけ。
言いわけばかりして、まったくお客様の立場になっていない
私は恥ずかしくなり、返す言葉もありませんでした。
プロフェッショナルは顧客の満足を第一に考える。顧客のニーズを理解し、それを満足させることは、ビジネスで成功を収めるために不可欠である。こういったニーズを満足させるために最善を尽くすべきだ。何と言っても、顧客あってのプロフェッショナルなのである。
https://japan.cnet.com › 特集 › ビジネスライフより
そもそも、足場ムラの改善はできるのか?
結論としてできるのです。
足場を外壁から遠ざけ、一回で仕上げようとせず、二回目で足場を外しながら吹き付け塗装、
足場を戻しつつ再度吹き付け塗装をかければ解消されるのです。
ただ、手間がかかるからやらなかっただけ。
工期に間に合わないから。
予算に合わないから。
手間がかかるから。
やるべきことをやっていなかっただけです。
乾燥を遅くする製品改良、施工する職人さんへの指導、やるべきことをやれば作品ができあがるのです。
「君たちはプロだろ?」
仕事に対する姿勢を正していただいた言葉。
お客様アンケート、口コミ、お電話など
お客様からご意見を頂きます。
働く場所は変わりましたが、やるべきことは一貫しています。
お客様からのご意見に対して
言いわけをせず。
問題から逃げず。
誠意をもって取り組む。
住む人の幸せのために。
プロフェッショナルとして。
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