2016/09/12
心が熱くなるおススメの一冊。~「陸王」(池井戸潤)
少し前ですが、久しぶりに実用書でないものに手を出そうと思い、書店にふらっと立ち寄り、池井戸潤「陸王」が目に留まりました。
やはり‘店頭山積み‘は効果がありますね。
私も書籍出版(詳細→http://atinn.jp/blog/archives/525)
したことあるので、書店入口前の新刊ポールポジション山積みを確保することは、容易でないことわかります。(大人の業界事情があるんですよね…)
さて、余談はこれ位にして、、、
作者の池井戸潤。言わずと知れた「半沢直樹シリーズ」から「下町ロケット」ヒットを飛ばし続けている元バンカー新進気鋭の作家さんです。
岐阜県出身、三菱銀行入行。
勝手に、親近感沸きます。
読んでいない人のためにも、ある程度、核心に触れず、あらすじを。。。
創業100年の老舗足袋業者の「こはぜ屋」。足袋の需要は年々減少し、銀行の折り返し融資(元バンカーならではのリアル感)も難儀するほどの零細企業です。
社長の宮沢紘一はこの苦しい状況を何とか打開すべく、攻めの一手に出る。それも社運を賭けた大きな挑戦。
→→→
足袋屋のノウハウを生かして、ランニングシューズを作りランニング業界に殴り込みをかける!!!
社長の宮沢の奮闘と熱意に影響され、次々と仲間が巻き込まれていく。幹部の反対、経営者としての葛藤、息子の反発と成長、ランニングシューズ作りに関わる人々の真剣な姿勢、悪人そのものの大手メーカーの執拗な嫌がらせ、圧力、多くのエピソードが交錯しながら物語は進みます。
並行して、茂木という陸上選手が故障を繰り返し、永遠のライバルにドンドン水をあけられる。そこに、零細足袋製造業者の未完成「陸王」との出会いがあり、ランニングシューズ「陸王」と、故障選手「茂木」の挫折、成長ストーリーが繰り返される。
そして、遂に、苦労の末、ランニングシューズの最終形とともに、負け組だったアスリート「茂木」が大手メーカーのシューズを脱ぎ、あえて「陸王」をはいて、大会を疾走する!!
結果はいかに!?
はい、立ち読みはこれくらいにして、現物、読んでください。
社内読者の人は、言ってくれれば貸します。
はい。泣けましたね。
青春っていいな。
完全燃焼っていいな。
チームワークっていいな。
信念って大事だな。
顧客不在の大企業には負けたくない!
弊社グループも、中小企業=チャレンジャーです。
イノベーションを常に起こす。
チームワークをもって、「お客様の価値創造」を真摯に考え抜き、行動に移していく。
「陸王」
熱く実践していこうと、心新たにした「おススメの一冊」です。
人気の記事
2015/06/21
2016/05/30
2017/03/27
2016/04/30
2015/08/31
2016/12/29
2021/05/11
2015/10/15
2016/05/24
2015/05/24