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サービスとは「小さな心遣い」から。

2015/06/09

サービスとは「小さな心遣い」から。

こんばんは！浜上です。

とうとう梅雨に入ってしまいました・・・
私はかなりのくせ毛です。

この時期、毎朝スタイリングして出ても、カタツムリの如く湿気を察知する髪が
最寄り駅に着く迄には本来の自由な姿に戻り、トイレで鏡を見ると何これ！？
というボサボサ具合に・・・　あぁ早く梅雨が明けて欲しいです。

◆

話は全く変わりますが、先日2件のお店に入りました。

1件はドラッグストア、もう1件は飲食店です。

その日、唇にできた湿疹に耐え切れず、塗り薬を求め薬局へ。

薬剤師さんが見当たらないためレジにいたスタッフのおばさまへ
「薬剤師さんはどこですか？」と尋ねると、忙しそうなレジからおばさまが
出てこられ「薬剤師は奥のほうですがどうされましたか？」と聞かれたため
症状を伝え良い薬を探している旨を簡単に伝えました。

すると、そのまま「こちらです」と塗り薬コーナへ案内して下さり
「私もよく唇が荒れるのよ、免疫力が落ちるとすぐひどくなってね・・」と
親身になって聞いてくださっている様子。

私は一刻も早く薬を手に入れ帰りたかったのですが、親身になってくれている
と思うと、話を切るタイミングがつかめず話は続き・・
「健康に気を付けないとダメよ、食事はバランスよく取ってる？」
「野菜は食べてる？食事のバランスが取れると湿疹なんかすぐなおるから・・」

・・・はぁ。そうでしょうけど・・・。

「あなた青汁は飲んだことある？」

・・・？？？？？？

「いま青汁のキャンペーンを行っていてね」

・・・・！！！！！！　
まさか青汁を勧めたかっただけか！？　と、ショックを受けつつ
青汁の試飲までする私。・・・何してんだろ(^_^A)

ここまで要した時間15分。
もう塗り薬を買う気力も萎え、言うまでもなく青汁も買わず店を後にしました。

私の中でそのお店の印象は一気に下がりました。

◆

その後、お腹が空いていた私はその足で近くにある飲食店へ。
「いらっしゃいませ～～」とやたら語尾を伸ばす、軽そうな男性店員がお出迎え。
でも料理はとても美味しく、その日「お一人様」であったにも関わらず
お酒も料理もどんどん進み「ラストオーダーです」の声にデザートまで食べ
さてそろそろ帰るかな・・・とレジへ行くと、なんと！手持ちの現金が足りません。
すかさず「カードでお願いします」とカード出したものの・・・
レジの女の子が「カードが使えません」と言うではないですか。ヒェッッ

「すみませーん○○さん、カードが使えません」という声にあの軽い感じの男性店員が。

再度試すもやはりカードが使えず、確認するとＩＣチップの部分に腐食があり、差し込み式のカード機では精算ができませんでした。

現金にして700円ほど足らず、散々食べた上に現金が足らずカードも使えず
恥ずかしすぎる・・・どうしよう・・と思っていると、その男性店員の方が

「よし！こうしましょう！雑誌にクーポンを載せているので、そのクーポンを使用されたという事にして、お値引きしましょう。」

「○○円ならありますか？」

「・・・・足りません・・・」（汗）
この期に及んでまだ200円程足りず、穴があったら入りたい・・と思っていると
「大丈夫です。あるだけで、後は僕の方で何とかしますから！」

「すみません・・・・」(汗)(汗)

「大丈夫ですよ、カードのアクシデントですから」
「また来てくださればいいですから」

軽い感じの店員だな～と思っていたのはどこへやら、一気に店長さん？な
印象に変わっていたのと同時に、そのお店の印象も一気に上がりました。

私が関心したのはその機転の効いた柔軟な対応以上に、あくまで
「カードのアクシデントですから」と、お客さんに恥をかかさない気遣いを
してくれた、小さな思いやりにです。

お店の印象はその一人一人の対応で全く違ったものになること、全にして個、
個にして全なのだと、改めて勉強させられました。

サービスとはそんな小さな心遣いなんだと感じた出来事でした。
私もそんなさり気ない気遣いができるように日々気を配って行きたいと思います。