2017/09/28
芸術の秋
私の好きな季節、それは春と秋・・・。
しかし、春は花粉のせいで少しマイナスイメージ・・・。
タイトルを見て、食欲の秋じゃないの?という人もいるかもしれません!今回その路線で行こうと思いましたが、
食べることだけが好きな私ではないんですよ!食べるのも好きですけど;
秋はどこかこう、切ない気持ちになりますよね。
ロマンチストな私は、なるんです^^
秋は哀愁感があって、でも悲しいというよりは切ないというなんとも都合のつかない言葉がお似合いかと思います。
さてさて、芸術と言っても幅が広いですよね。
なので私が秋にピッタリ!なものをいくつかランキング付けてみました。
その名も、「神戸の勝手にランキング~Autumn~」
※少しコアな見解が入ってきます。ご注意ください
まずは第5位!
そう、夕日です!え、夕日は芸術ではない? 確かに・・・人が作ったものではないけども、
自然の中で偶然見られる光の屈折具合は正に自然界が作り出した芸術と言えるでしょう!!
こうして見ると、やはり太陽は・・・・・・・・
デカイ
次に第4位!
「風と木の詩」 作:竹宮 恵子
※画像はアレにひっかかるかもしれないのでアップは控えます・・・
平たく言えば、少女マンガです。
しかし、発行されたのは1976年と、今から40年ほど前の古いものです。
子供の頃に読んだときは、意味がわかりませんでしたが、大人になって読むと人間の深さがわかるいい本だと思います。
決してハッピーエンドとは言えない終わり方だったのですが、これでよかったのかもなぁ・・と思えるどこか切ない気持ちになる物語です。
まるで小説を読んでるかのような本で、もちろんマンガだから絵が描かれているのですが、単語の意味がよくわからなかったので辞書を引きながら
読んだ記憶があります・・・;
本の中にもよく落ち葉や銀杏並木など、秋を連想させるものが出ていました。
次に第3位!
「亡き王女のためのパヴァーヌ」作:ラヴェル
ラヴェルと言えば、有名なのは「ボレロ」だと思います。
しかーし!私の中ではラヴェルはこちらです!!オーケストラバージョンとピアノバージョンがありますが、
私はピアノバージョンのほうが切なくなりました^^ 素晴らしいのは、独特の左手の和音音階です。右手の主旋律に合わせて
左手は伴奏のように入ってくるのが普通ですが、この曲はよくわからないタイミングで右手をサポートしています。
それでいて、独立していない、右手の音階と一体となったように聞こえるのがこの「パヴァーヌ」の特徴なのかもしれません・・・(知ったような口をききました!)
そして第2位!
「木枯らしのエチュード」 作:ショパン
気がついたらショパンを聴いてる今日この頃・・・16分音符のアルペジオが木枯らしに舞う一枚一枚の葉のように感じました。
こちらは切ないとかではなく、忠実に木枯らしが吹きすさぶイメージを曲にしている感じです。
オススメは11月頃に聴くことです。北風が強くなってきた頃にこの曲を聴くと、臨場感が更に増すこと間違いナシ!
堂々の1位!!
「別れの曲」 作:ショパン
切ないランキングでは堂々の1位として満場一致じゃないですか?!と思うくらいの切なさ。
おそらく聴いたことがある人もたくさんいるくらい、いろいろな場面で使われてきた曲です。
長調曲でありながらこの切なさを出すのはさすがピアノの詩人!
同年代ロマン派作曲家のリストは、この曲を聴いたときに「自分の生涯の4年分と交換してもいい」というくらい絶賛したとかどうとかです。
それぞれの曲には時代背景がかなり絡みます。ショパンも、この曲を作ったきっかけは婚約者との結婚を相手の両親に反対され、やむなく別れたときに
作曲したとかしないとか・・・
ただ、ショパンの演奏はもちろん聴けないのでいろいろなピアニストが弾くものを聴くしかないのが現状。
つまり、どれが正解とかないわけです・・・。
個人的な好みに偏りますが、私は今は亡き日本を代表するピアニスト、「中村紘子」さんの弾く「別れの曲」が一番好きでした。
そう、今もこのブログを綴っている間にも頭の中では「別れの曲」が切なく響いているのです・・・。
いかがでしたでしょうか、哀愁の秋・・・^^
あれ、芸術の秋じゃなかった!!
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