部屋と白スーツと私 | アットインのスタッフブログ

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部屋と白スーツと私

2018/02/26

部屋と白スーツと私

アットイン　営業統括グループの藏満です。

厳しい寒さも少し和らいできました。
今年は本当に寒かったですね。

2018年度新卒の皆さんは希望の職種・会社に無事入社できましたでしょうか。

振り返って、17年前の新卒当時を思い出すと、色々と社会を舐めた人間だったなー、とちょっと恥ずかしくなります。

「無敵感」

何でしょうか。あの万能感というか無敵感というか。
「あたし、まぢムテキー。」って言う感じ。

この「無敵感」、あとから見るとまあまあ恥ずかしいのですが、根拠のない自信で
「自分は何でもできる！」
「こんだけ俺がやってるのにあの人はうごかねぇな！」
「会社は俺が回してるぜ！」
「俺がいなくなったらこの会社は終わりだな。」
とか考えていました。

実際には、ただ言われたことをやっていただけで自分ではなんにも生み出していなかったんですけどねー。
怖いですねー。無敵感。

でも、一つ良かったことがあります。
色々と自信を持って取り組んだことで、全てが自分事として捉えられるクセがついたことです。
他人の責任にはせずに、今目の前に起きていることは全て自分が何かした（なにもしなかった）結果だと思えるようになりました。

そういった意味ではまだ「無敵感」の中にいるのかもしれません。

多くの社員が自分事として取り組んだプロジェクト

2017年末から2018年にかけてアットインでは一つのプロジェクトが進行していました。
その名は「ヘヤセン！」。
ベテラン社員から新入社員まで、また、業務統括・営業統括・運営統括グループ全ての部署の社員が希望すれば参加できるプロジェクトです。

「ヘヤセン！」ってなに？

「ヘヤセン！」の正式名称は「部屋のクオリティを1000％にしよう！プロジェクト」といいます。
これは今までアットインが当たり前に思って提供してきた備品や設備・使用を一度頭の中をまっさらにして、前提やなんかも全て取り払って、「部屋のクオリティを上げる」という一点にフォーカスして部屋を実際に作ってみようというプロジェクトです。

「ヘヤセン！」のルール

・社内の社員から参加希望者を募り、3チームに分ける。（部署は関係なく、営業統括グループ・運営統括グループ・業務管理チームすべてのチームの社員が参加可能）
・参加者は現在の部屋の使い勝手をもう一度知るために既存の部屋に宿泊をする。
・プランニングは各チームの自治に任され、費用・予算は都度相談。
・参加者の意見や意志が最大限尊重されるチーム運営を行う。
・各チームはかかった費用等を基に売価を設定する。

藏満参加のチームS

チームSのスタッフは以下の通りとなります。それぞれのスタッフには役職がついています。

監督・製作総指揮：杉浦
彼女はNUKUMORIの中の人。アットイン歴1年半。突然放浪に行く。

棟梁・S級建築士：杉田
彼はシステムの中の人。アットイン歴5年。最近パパになった。

賑やか士：山崎
彼は営業の中の人。アットイン歴4年。貫禄は部長級。

デザイナー：白井
彼女はインフォメーションの中の人。アットイン歴1年。ダッフィーが家族。

無敵感の人：藏満
私は営業統括の中の人。社内では尊敬と畏怖を込めて「仏さん」と呼ばれてる。

1年目から大ベテランまで横一列で、それぞれの役職の中で全力を尽くしました。

「ヘヤセン！」できるかな。

チーム発足の早い段階で方向性はある程度決まりました。
対象とする顧客のペルソナ設定からテーマ設定までしっかりとチーム内で打ち合わせ。
決まったテーマは

「インパクト1000％」

（一瞬、予算1000％も頭によぎりましたが、怒られそうなのでそっと藏満の心の中の秘密の場所に留めておきました。）

テーマと方向性が決まれば、後は体を動かしながら考える！ということで、デザイナーが書いたイメージ図を元に、建築士が図面を起こします。

（イメージ図）

（図面）

そして、その図面を元に、ホームセンターに行き部材の購入と準備をします。
購入、サイズ通りに切断・表面ヤスリがけを行った部材たちは部屋に搬入されます。

スタッフ全員でステインを塗ったり、ニスを塗ったり、穴を開けたり組み立てたり。

無敵感の人は賑やか士のスーツ（一張羅）に誤ってホワイトのペイントを付けてしまうハプニングも有りました。
（水性塗料だったので水洗いで取れました。良かった。取れなかったらいっその事、スーツ全てを白で塗って、「え？元々白のスーツでしょ？」とパワハラで乗り切るつもりでした。）

普段の業務とは違う形での社員同士の関わり合いの中で、それぞれがそれぞれに対して違う一面を感じたりして非常に楽しい時間が流れていきました。