2016/05/27

就活生の意識調査

就活生の意識調査

就活生の意識調査

就活の春、真っ只中ですね。
内定を得られ、就職先が決まったよ!!なんて声もチラホラ耳にするようになりましたね。
 
 
先日「仕事をするうえで大切だと思うもの」という、所謂価値観に対する意識調査の結果がニュース記事で話題となっていました。
リクルートによる「アジア8か国の若年者の就労実態について、多国間で比較可能な世界で類を見ない調査を実施」というものがベースとなっていて、そこには「初めの仕事を退職した理由」や「仕事をするうえで大切だと思うもの」といった内容が記載されていました。
卒業後初めの仕事を退職した理由
仕事をするうえで大切だと思うもの
ちなみに価値観についての問に対して[アメリカ][ブラジル][ドイツ][ロシア][オーストラリア]を追加したのが以下。
仕事をするうえで大切だと思うもの2
国によって「最近の若者」感にはバラつきがありますね。
(リポート全体を読まれたい方はコチラにて公開されています。)
 
そこで、今日のお題は就活生の意識について。
杉田は15年前に就職活動を行っていた際、地元を出ることしか考えておらず、手元にある求人票とにらめっこしながら就職先の選定を行ったものです。
(杉田の出生についてはコチラの記事にて紹介されています)
終身雇用が崩れた現代においても、就活に命を賭ける方もおられるようで、就活に対する意識も人それぞれですね。
 

就職活動の時期

そもそも就活には時期があるようで、Wikipediaによると以下のようになっているそうです。

4年制大学学部生は3学年秋期から初冬に就職セミナーなどを受講し、11月から経団連非加盟企業が面接など採用試験を開始する。
経団連紳士協定に沿う大手企業は、翌2、3月に会社説明会を開始して4月1日一斉に採用試験を開始する。
ゴールデンウィーク前後に初期内定者が出揃い、5月以降に地場企業、中小企業、大手企業二次募集が行われ、9月に留学生、公務員試験不合格者、内定辞退者補充などを目的として募集され、10月1日に内定式を挙行する企業も多い。

アットインの場合はこれからが採用活動真っ盛りということですかね。
 

学生の就職先の変遷

就活そのものだけでなく、学生の意識変化もかなりのインパクトとなっているようで、ここ30年間での就職先選定基準も変わって来ているようですね。
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1次産業、2次産業は縮小傾向、3次産業が大きく増加傾向。
2次産業についてはグローバリゼーションによる海外拠点や人材の増加による部分もありそうですね。
 
ではここで大卒求人倍率について、推移を見てみましょう。
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1990年から始まった就職氷河期や1997年の消費税引き上げによる就職難が目立ちますね。
超氷河期と言われた2011年以降は表現だけがインフレしている様子が伺えます。
 

学生の就職感

2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震を経験したことで、それぞれ学生の内面にも変化が見られるようです。
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「楽しく働きたい」が変わらずトップであり続けているものの、「人のためになる仕事をしたい」「社会に貢献したい」という意識の向上が目立つようになりました。
 
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併せて企業志向としては「ヤリガイのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」という意見が「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」を上回り、「ゼッタイに大手企業がよい」も減少傾向にあることから、所謂大企業志向は勢いを失いつつあります。
 
大きな成長の為にはそれを実現できる人材確保が必要条件となります。
よりよい人材確保のため、より一層アウトプットに注力したいですね。