2016/06/21
これが読めたら名古屋人マスター! 勝手に名古屋難読地名検定 ~あなたはいくつ読めますか?~
突然ですが私、難読地名マニアでもあります。(そもそもそんなマニアってあるのでしょうか?)
小中学生時代の愛読書は「地図帳」「道路地図」「時刻表」で、珍しい地名や駅名などを見つけてしまったりすると、ついつい興奮してしまうという、変わった性格の持ち主です。
そこにはその土地ならではのルーツがあり、新たな発見ができたりして面白いのです。
そこで今回は、名古屋人として知っておきたい難読地名を、私の「勝手な思いつき」で12問用意してみました。
当社の物件を利用して、名古屋地域に初めて生活をされているお客様。これを覚えたらもう立派な名古屋人ですよ!
お時間がありましたら、ぜひチャレンジしてみてください!
第1問 水主町(中村区)
第2問 烏森(中村区)
第3問 味鋺(北区)
第4問 上社(名東区)
第5問 主税町(東区)
第6問 四間道(西区)
第7問 御莨町(瑞穂区)
第8問 土古町(港区)
第9問 四女子町(中川区)
第10問 包里(中川区)
第11問 大蟷螂町(中川区)
第12問 杜若(緑区)
お疲れ様でした。
早速ですが、正解はこちら!
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第1問 A.かこまち(中村区)
名古屋に限らず、全国の城下町・港町に所在する地名で、「水主衆(加子衆:水夫のこと)が集住する町」に由来しています。
現在、町名としては存在していませんが、交差点名や郵便局名などで名残があります。
第2問 A.かすもり(中村区)
この付近の城跡に森があり、多くの烏が棲んでいたため「烏(からす)の森」と呼ばれ、略して「烏森(かすもり)」となったと言われています。
第3問 A.あじま(北区)
この一帯は東西に長く延びた庄内川右岸の低湿地帯で、「あじ」とは「悪地」を意味し、「ま(間)」は湿地帯を意味しています。
またこの地域にある「味鋺(あぢまりの)神社」という神社に由来するなど、由来には諸説あるようです。
第4問 A.かみやしろ(名東区)
地下鉄東山線の駅や、高速道路のインターチェンジがあるので、名古屋市民なら読める方が多い地名ですが、隣に「一社(いっしゃ)」駅があるので勘違いしがちな地名です。
この地域は中世において「社(やしろ)郷」と呼ばれていましたが、後に「矢白(やしろ)神社」を中心に「上社(かみやしろ)村」と「下社(しもやしろ)村」ができたことに由来されています。
ちなみに一社の由来は、「一色村」と「下社村」が合併されたとき、双方から「一」と「社」をとって「一社」なった合成地名です。
第5問 A.ちからまち(東区)
名古屋城の築城にともない、清須から名古屋へ都市を移した「清須越し」の際、野呂瀬主税という人物が初めて住んだ地だったことから名付けられたと言われています。
ちなみに、この町内には名古屋東税務署がありますが、これはまったくの偶然のようです。
第6問 A.しけみち(西区)
元禄13年(1700年)の大火の後、尾張藩4代藩主徳川吉通が、堀川沿いにある商家の焼失を避けるために、中橋から五条橋までの道幅を4間(約7メートル)に拡張したのが始まりで、 このことから四間道と呼ばれるようになったと言われています。
第7問 A.おたばこちょう(瑞穂区)
昔、この付近一帯は良質のたばこが栽培されていて、石仏莨(いしぼとけたばこ)を尾張藩主に献上したことから名付けられそうです。
ちなみに直接現地に行ってルビ付きの看板がないか探しましたが、残念ながら見つけ出すことができませんでした。
見つけることができたのは、電柱に記されていたこちらの表記くらいでした。
第8問 A.どんこちょう/どんごちょう(港区)
バス停の表示にもあるように、地元では「どんこ」の名前で親しまれていますが、行政的には「どんご」と濁るのが正しい町名です。
元文4年(1739)、海東郡蟹江村(現・蟹江町)の鈴木新助によってこの地域を開発したとき、「同じ組」という意味をさす「同伍(どうご)」が起源なったのではないかと言われています。
第9問 A.しにょうしちょう/しにょしちょう(中川区)
こちらもバス停の表示にもあるように、地元では「しにょうし」の名前で親しまれていますが、行政的には「しにょし」と「う」が付かないのが正しい町名です。
その昔、愛知県片端(かたは)の里に尾張の大領主がいて、七人の美しい娘を授りました。
領主はその七人の娘を七ケ所に嫁がせ、それぞれに土地を分与し、長女から七女までそれぞれ嫁いだ先を「一女子」~「七女子」としました。
いつしかそのいくつかが無くなって、今は「二女子」「四女子」「五女子」の3つが残っています。
第10問 A.かのさと(中川区)
左の市バスのバス停は「包里」、右の三重交通のバス停は「かの里」と表記されているように、難読のため、この地域では「かの里」とひらがなで表記されているのが主流になっています。
ちなみに近くには「服部」と書いて「はとり」と読む難読地名があって、中学校名は「はとり中学校」とひらがなで表記されています。
第11問 A.だいとうろうちょう(中川区)
「蟷螂」とはカマキリのことで、草が深い河川敷を鎌で刈って開墾したことに由来していると言われています。
難読のため、区画整理の際により分かりやすい「大当郎」の字に変更されましたが、「当郎」では意味が分からなくなるからと、人の住まない堤防内側に「大蟷螂町」の名が残されています。
大蟷螂町はご覧のように堤防内側の人が住んでいない地域のため、残念ながらこちらもルビ付き看板はおろか、「大蟷螂」の看板すら見つけ出すことができませんでした。
第12問 A.かきつばた(緑区)
愛知県には多くのプロ野球選手を輩出している「杜若(とじゃく)高校」という有名な高校があるため、勘違いされる方が多い地名です。(杜若高校は豊田市にあります。)
現在は商業地帯となっていますが、かつてこのあたりにあった池にカキツバタが咲いていたことから名付けられたようです。ちなみにカキツバタは愛知県の県花でもあります。
さて、あなたは何問正解できましたか?
【全問不正解】
もちろんあなたは名古屋人ではありませんよね!
名古屋人でなければ仕方がありませんが、これを機会に名古屋について興味を持ってください。
【1~3問正解】
あなたが名古屋人でしたらちょっと残念です。
もっと精進しましょう!
【4~7問正解】
名古屋人としては普通レベルでしょう。
せっかくならもっと上を目指してみませんか?
【8~11問正解】
なかなかなものです。
名古屋難読地名マスターまであと少し!
【全問正解】
お見事です!
生まれも育ちも名古屋っ子。あなたは立派な名古屋難読地名マスターです!
目指せ!名古屋難読地名マスター
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